兎「おい、これ飾っとけ」
狼「おう。また花貰ったのか?…何だこれ」
兎「テメェ、プリザーブドフラワーも知らねぇのか?」
狼「ぷり、ぷら…何?」
兎「プリザーブドフラワーだ馬鹿が。特殊な溶液につけてそのままの状態で保てるようにしてる花だ。生花より長持ちするんだよ」
狼「成程な。…長持ちさせて飾る為の技術、なんだよな?」
兎「そうだ」
狼「じゃあ何でもう枯れてんだ?この白い薔薇」
兎「……」
狼「まさかっ」
兎「……何だよ」
狼「この花の差出人がプリ何とかする前に枯れてしまったとか、いだっ!」
兎「んな訳ねぇだろっ!これは俺様が用意したんだよっ!」
狼「え…お前、が?」
兎「…そうだ。だから長持ちするっつってもちゃんと面倒見ろよ」
狼「(何でわざわざ枯れた薔薇を用意したんだ?嫌がらせか?)」
兎「(またこいつは意味分かってねぇんだろうな)」
枯れた白薔薇の花言葉
『生涯を誓う』
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