「燈瑪ーっ!ぎゅーっ!」
「わっ、桜慈っ?今日来る日だっけ?」
「違うけど、今日は兄の日だから来ちゃった」
「兄の日?」
「そう。双子座の丁度中間だからとか何とかで今日は兄の日なんだよ。だから大好きなお兄ちゃんに会いに来たんだ」
「……」
「燈瑪?どうしたの?」
「いや、その…桜慈にお兄ちゃんって呼ばれるの、久し振りだなぁって」
「そう?」
「うん。ちっちゃい頃はよく呼んでくれてたけど今は名前だしね」
「だって僕が好きなのはお兄ちゃんじゃなくて燈瑪だもん」
「?俺はお兄ちゃんだよ?」
「そうだけど、お兄ちゃんだから好きなんじゃなくて、燈瑪だから好きだって事」
「桜慈…!俺も桜慈が桜慈だから大好きだよっ」
「ほんと?…嬉しい」
「(桜慈の笑顔、最高に可愛い!)」
「燈瑪、世界一愛してるっ!」
「俺も世界で一番桜慈を愛してるよっ」
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