どうも!
ツッコミ担当、志村新八です!
今日は(今日も)依頼が無いんだけど、欠かさず万事屋に通っています。
まぁ、主に部屋の掃除とか料理とか、あれ僕お母さん?って感じなんですが、銀さんも神楽ちゃんも放っておくのが心配な人達なので仕方なく。
最近はよく真弓さんも万事屋に来てくれるから、僕の負担も減ってはいるけど。
(分からないなー、真弓さんだったら、銀さんみたいなマダオと付き合わなくても他に良い人出来そうなのに。)
ま、それは当人にしか分かり得ない事なので深くは考えない。
万事屋の扉をカラカラと開ける。
「おはよーございま、」
「きゃあぁぁ!」
「オラ、大人しくしろ!」
…え?今、悲鳴とか聞こえましたけど?
あの声は、真弓さんと銀さん…?
「ゃ、…は、離して…!」
「却下!観念しやがれ!!」
一体何をしてるんだろう。
ソファーかな?バタバタ暴れる音が聞こえる。
「は、恥ずかしいから無理ーッ!」
「安心しろって、先っちょだけだから!な?」
「ししし信用出来ないぃぃ!!」
「ハイハイ黙るー。暴れっと痛いのは真弓なんだからな?」
「ぅ…。」
「大丈夫!銀さん上手いから!テクニシャンだから!安心して任せなさーい!」
「い、痛くしないでね…?」
……。
ちょっとォォォー!!何やってんのあの二人ィィィー!?
え?今日僕来るって知ってます、よね?あれ?
「…どーだ?痛いか?」
「……っ、…んー、へいき。気持ちいいー…。」
「…ぉ、ここか?奥突っ込むぞ?」
「んー…、…っ、……痛ッ!ぎんちゃん、…もっと、優しく…!」
「悪ィ悪ィ…。おい、体ガチガチだぞ。もっと力抜けって。」
「だ、って…、やっぱり、怖いし…。」
「しゃーねェな。んじゃ、真弓が気持ちいいとこだけやるわ。」
「! ゃあ、…ん、…なっ、何で耳舐めたの!?」
「息吹き掛けただけで、ンな声出されたら虐めたくもなんだろーが。」
もしもーし?家に上がるタイミング完全に見失ってるんですけどォォォー!?
え、ちょっと、神楽ちゃんは家にいないんですか!?
何この教育に悪い感じ!!
僕も動けずに、ただ盗み聞く感じになってしまってる事には罪悪感あるけど…。
「……真弓?真弓チャーン??」
「んー…、」
「そんな蕩けた顔してくれちゃって。そんな悦かった?」
「うん……。」
「そっか、そりゃ良かった。んじゃ、今度こっちの穴な?」
「待て待てェェェ!どんどん入りにくくなってんじゃねーかァァァ!!朝から何やってんのアンタらァァァ!!」
もう耐えられず、リビングに突入した。
そこにいたのは、ソファーに寝転がっている真弓さんと、その頭を膝枕している銀さん。
「あ、れ…?」
銀さんの手には耳掻きが握られていた。
「おー、新八。銀さん今手が離せないから神楽にもうすぐ昼だって起こしてきてくれや。」
そう言って膝の上の真弓さんを転がし、反対側の耳を覗き込む。
「加減は如何ですか、お嬢様ー?」
「んー、気持ちいいー。クセになりそー。」
「紛らわしいわァァァ!!」
今日も万事屋は平和です。
え?誤魔化すなって…?
うるせェェェ!思春期の童貞ナメんなァァァ!
こほん。
この後、真弓さんは銀さんの膝の上で眠ってしまい、…まぁ、それはまた別の機会に。
つまり、本当に。リア充爆発しろ。
end