【心理テスト:歯医者と患者】
 
心理テスト

『あなたは歯医者さんです。患者さん(私)が治療をとても怖がってますが、どうしますか?』

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#01 坂田銀時

銀時「そりゃ、オメー…。怖いモンは怖いんだから仕方なくね?」
真弓「でも、銀ちゃんは歯医者さんなんだよ?どうするの?」
銀時「あー…、ここまで来たらやるしかねェだろ。お前も治療を望んではいる訳だし?まぁ、怖いかもしんねーけど、やるね、俺は。」
真弓「自分だったらそもそも行かないくせに…。」
銀時「いンだよ、俺が歯医者なんだから。ちゃんと最後まで面倒見てやるからよ。な?」
真弓「それならいいけど…。」
銀時「でもま、頑張ったご褒美に終わったら飴ちゃんやるよ。」
真弓「…それ、また虫歯にならない??」
銀時「そしたら、お前はまた俺ンとこに来るわけだろ。俺は真弓専属だからいいんですぅー。」
真弓「銀ちゃんが担当になったら一生虫歯から解放されない気がする…。」
銀時「虫歯っつーより、俺から解放する気だったら無ェけどな?」

【後で甘やかしてやるから、怖いかもしンねーけど一発やっとく。】

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#02 志村新八

真弓「どう?新八君。」
新八「…困りましたね、どうしましょう。」
真弓「歯医者だから仕事だからって割り切って治療しちゃわないの?」
新八「だって、そんなに怖がってたら治療どころじゃないじゃないですか。」
真弓「優しいんだね、新八君は。」
新八「でも、歯医者なんですよね?僕。」
真弓「そうだよ。」
新八「じゃあ、治療を躊躇う方が患者さんに失礼ですね…。」
真弓「…うーん。私は段々新八君なら大丈夫な気がしてきた。だって、こんなに心配してくれるんだもん。」
新八「真弓さん…。」
真弓「ほ、ほら、私も治療したいなって思ってここまで来てる訳でしょ…?今更、怖いとか、…新八君を困らせるのも、ね?」
新八「…分かりました。僕までおっかなびっくりしてたら真弓さんをもっと不安にしますもんね。頑張ります。」

【やるべきなんだろうけど、怖がられたままじゃ出来ないよなぁ…。】

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#03 近藤勲

真弓「もちろん、近藤さんの事は信じてるんだよ?でも、それと怖いと思うのはまた別なんだよ…。」
近藤「しかし、歯医者である以上、治療は避けては通れん道だからなぁ。」
真弓「…じゃあ、痛いって言ったら止めてくれる?歯医者さんって痛いなら左手挙げてって言うくせに、いざ手を挙げると、もう少しだから頑張ってねー、って続けるじゃない?」
近藤「う…、まぁ、急に止めるのは色々と難しい事情はあるだろうけど…。」
真弓「ほら!私が痛かろうが泣こうが、歯医者さんにとっては他人事なんだよ!」
近藤「お、落ち着け、真弓!すぐ終わらせるから、な?真弓が嫌がってるのに引き延ばして治療したりしないからァァァ!!」
真弓「…本当に?」
近藤「あぁ、約束する。真弓が俺を信じてくれるなら、俺はそれに必ず応えるから、安心して任せてくれ。」

【俺を信じてくれ。なるべく早く終わらせるからァァァ!】

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#04 土方十四郎

土方「………………。」
真弓「土方さん?」
土方「っあー…。やらなくてもいいだろ、それなら。」
真弓「えぇ!?歯医者さんなのに!?」
土方「真弓が怖ェっつーんなら、無理に治療する必要ねェだろ。」
真弓「そ、そうですけど…。いや、そうですか??」
土方「歯医者だからって、患者の意思を無視して治療出来るほどの権限はないだろうが。」
真弓「確かに。」
土方「ただ…、歯医者としては治療してェから、真弓が治療してくれって言うのを待ってる。」
真弓「土方さん…。」
土方「それまで待ってるからよ。」
真弓「……土方さん、になら…、任せられる気がしてきました。」
土方「おぅ。…お前の覚悟、受け取ったぜ。」

【怖いならやらねェ。お前がそれを乗り越えたら、その時は。】

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#05 沖田総悟

沖田「真弓が拒否しても、無理矢理治療しまさァ。」
真弓「む、無理矢理とか、ご無体な…。」
沖田「俺が歯医者なんだから、文句言われても困りやすぜ。」
真弓「う…、その通りですけど…。」
沖田「つーか、治療するタイミングで治療してやらねェ方が俺は問題だと思いやすがねィ?」
真弓「患者が治療を怖がってるのに?」
沖田「案ずるより何とかってやつでさァ。真弓が思ってるほど怖くねェよ、多分。」
真弓「だって沖田さん、わざと痛くしそうだし…。」
沖田「その方が治療した感あるだろ?」
真弓「いや、痛くないに越したことは無いんですが…。」
沖田「細ェ事は気にすんな。終わった時にはお前に、治療して良かった、って言わせてみせやす。」

【無理矢理にでもやる。最終的にはお前も納得しやすぜ?】

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#06 桂小太郎

桂「………っ。」
真弓「えっ、小太郎震えてるけど、怖いの?あれ、私が怖がってるんじゃなかったっけ??」
桂「ふはっ…、すまない。怖がっている真弓を想像したら笑いが堪えられなかった。」
真弓「まさかのドS発言!!」
桂「いや、馬鹿にしてるわけではなく愛らしさから来る笑いで、」
真弓「ちょ、真顔で言わないで恥ずかしいから!」
桂「……本当に怖いのか?」
真弓「え…?」
桂「俺の治療に不安があるなら怖いだろうが、根拠無く怖がられるのも心外だな。」
真弓「うー…、そうかもしれないけど…。」
桂「分かった。治療が痛かったら最中でも構わん。俺を殴れ。」
真弓「え、ええぇぇ!?」
桂「…安心しろ、お前の拳くらいなら手元を狂わす事は無い。心置き無く殴れ。それならお互い様だろう?」

【おかしな事を言う。怖いと思うから怖いんじゃないか?】

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#07 坂本辰馬

辰馬「真弓、真弓!ほれ、笑うてみぃ。」
真弓「わ、笑えないでしょ。怖いって言ってるのに。…辰馬、話聞いてた??」
辰馬「逆に真弓に聞きたいんじゃが、何が怖いがか?」
真弓「…えっ?」
辰馬「おまんがそこまで怖がっとる対象は何じゃ?治療が怖いがか?それとも、歯医者のわしが怖いがか??」
真弓「ど、どうだろう…。言われてみれば漠然としてたかも…。でも、辰馬が怖いって事は無い、はず。」
辰馬「よしよし、なら問題無いぜよ!わしが真弓を怖い目に合わす訳無いきにのう!」
真弓「そう…?」
辰馬「わしがどんだけ真弓を大事にしちょるかは伝わっちゅうはずじゃけどな?」
真弓「確かに、大事にされてるとは思う…。」
辰馬「まぁ、緊張しとるのは分かっちょるから、まずは笑顔でリラックスぜよ!」

【わしが付いちょって怖いことなんぞ、何もありゃあせんぜよ。そうじゃろ?】

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#08 高杉晋助

高杉「我儘言わねェで我慢しろ。そんな状態になったのはお前自身の責任だろうが。」
真弓「いや、あの、でも…。」
高杉「…つーか、虫歯になって俺のとこ来て、それで怖いだぁ?そんなの知るか。」
真弓「ひど!晋助ひど!!」
高杉「煩い。痛いかは削らねェと具合分からねェし、それに…。」
真弓「それに?」
高杉「困るのは俺じゃねェしなァ。放っといても、そのうちお前が泣きながら治療してって縋ってくるのは分かりきってるだろ?」
真弓「そう、かなぁ…?」
高杉「真弓がどこまで意地を通せるか見物だけどな、ククッ。」
真弓「鬼畜!」
高杉「誉め言葉として受け取ってやるよ。どうせ強引にでもやってやらねェと、お前は踏み切れねェのは分かってるしな。…言ってみろよ、治療して下さいって。」

【痛ェのは最初だけ。やらなくて困るのは、俺じゃなくてお前なんだぜ?】

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#01.5 坂田銀時

銀時「…で?これ何の心理テストな訳?」
真弓「えぇっとね…。…!?……っ、」
銀時「真弓?どうした、顔真っ赤だぞ??」
真弓「何でもない!!やっぱ、ただの心理テストだし!?うん!結果とかどうでも良くない!?ね、パフェ食べに行こ!奢るから!ね!!」
銀時「お、おぅ…。…???」

真弓(い、言えるわけ無いじゃない!歯医者は彼氏、患者は彼女。治療は…夜の営み、とか…!)

銀時「つーかよォ…。治療とはいえ、嫌がってる患者の口の中に、奥までドリル突っ込むとか正気の沙汰じゃねェよな。」
真弓「キャアァァ!!銀ちゃんのセクハラ天パァァァッ!!」
銀時「な、何でだ、コノヤロー!!?」


end

 
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