【二人でダイエット】
 
ああ、フラフラする。
熱い…目が回る……。
自分の体なのに、どうなってるかよく分からない。
「ンんっ、…あ、っ!…んぁ、…っは、」
「オイ、まだへばってンじゃねーぞ。…っく、スパルタでいくから覚悟しとけ!」
「ゃあッ、…っ、あ、…ぎんちゃんっ、ひゃ、あぁッ!」

ぐったりと倒れる私を包み込むベッドは、汗やら何やらでしっとりしている。
これで何回目だろう…。
時計を見るとお昼過ぎだった事に驚いた。
(一体何をしてるんだろう、私…。)
昨日、あんな事を言わなければ…。


「……あれ?真弓ちょっと、」
「……?」
「……。」
「え、何でそこで止めるの?」
「いや…、殴られる未来を予知したからやめとくわ。」
「えぇー!?…何?モヤモヤするから、そういうのやめてよ。」
「………あー、…真弓、ちょっと太っ」
「最低!!!!」
「ぶふぉッ!?」
銀ちゃんの予知は大正解。
っていうか、女の子に"太った"は禁句です!
いや、私が言えって言ったからだけども…、うん。
「お前が言えって言ったから言ったのに酷くね!?」
「……ごめんね?」
「っ、ンな可愛く謝れるんだったら、全力で殴ンじゃねーよ。」
「…でも、確かに体重増えたの。そんなに見た目変わった?よく分かったね…。」
「オイオイ、馬鹿ですか?俺がどんだけ真弓の体をじっとり隅々まで見てきたと思っ」
「変態!!!!」
「ぶふぉッ!?」
何でそんな恥ずかしい事をさらっと言うんだ、この男は!
でも、うーん…、だったら尚の事…。
「ダイエットしなきゃなー…。」
「え?別にそういうつもりで言ったンじゃねェぞ?」
「分かってないなぁ…。私が嫌なの!銀ちゃんに太った事がバレてるならなおさら!」
「ちょ、オイ。何で今脱いだばかりの服を着直してンの?銀さん、すげー嫌な予感がすンですけど?」
「じゃあ、きっとまた正解だよ。……痩せるまで銀ちゃんとはしない。」
「オイこら、他の奴とはするみたいな言い方はやめろ!つーか、え?それマジで言ってンの?え?マジで!?」
「うん、マジ。だからもう帰ります。おやすみなさい。」

夜、神楽ちゃんがいないからと万事屋に泊まりに来ていたのだけど、そんな訳で私は帰る準備を始める。
銀ちゃんも私を追うように着衣を正しながら玄関まで追ってきた。
「もー、私の意思は変わらないんだからね!ダイエット頑張るから。そしたら、その時また泊まるから、ね?」
「それ、………。」
「なぁに?」
「…っいや、その意思は尊重してやっけど納得出来ねーわ。…手ェ出さなきゃ良いんだろ?もう遅ェし、泊まってけよ。な?」
「でも…、」
「これでも心配してンですぅー。…それとも何?真弓チャンは銀さんといるとムラムラして我慢出来そうにねェって?」
「!! そんな事あるわけないでしょ!じゃあ泊まる。でも銀ちゃんが信用出来ないから布団もう一組敷く。」
「はいはい。つーかお前、俺の事何だと思ってンの…。」

ぼやく銀ちゃんを横目に、押し入れから来客用の布団を出してきて、銀ちゃんの横に並べる。
後から部屋に入ってきた銀ちゃんは目を丸くしていたけど、すぐに笑った。
「あ、それでも横では寝てくれンのね。」
「……ん、信用してますから?」
「うわ…、これが続くと思うと俺の理性の方が耐えらンねーわ。……なぁ、ダイエット俺も手伝うからよ。」
「え?だってジム行ったり食事制限したりするのがダイエットだよ?何を手伝ってくれるの?あ、メニュー組んでくれるの?」
「……そうな。じゃあ、明日連れてってやるよ。」
「どこに?ジム?……あ!断食道場は嫌だよ!?一日で諦めそうだから。」
「ふはっ、食事制限無しで、辛くない運動が出来て、続けられるダイエットだろ?任せろ。」

そんな夢のようなダイエットがあるんだろうか。
…あれかな?食事置き換えダイエット?
あとは、一駅余分に歩いてみるとか?
無理しないのが続けられるコツだもんね。

ダイエットって基準は全部自分だと思う。
もちろん、周りからどう見られるかっていうのはあるんだけど、それは体型だけの話では無いし。
自分がそのままでいいならそのままだし、変わりたいのなら変わるだけだし。
私は、やっぱり今より太るのはやだなと思うし、何より。
銀ちゃんには、一番良い状態の私を見て欲しい…って言うか…。
(恥ずかしい…、何考えてるの私!寝よ寝よ!)

朝、食べてないと体力もたないと言われ、しっかり朝食を摂った。
何故だろう、私よりも銀ちゃんの方が張り切ってる気がする。
時計は8時半で、普段の銀ちゃんなら今から二度寝を始める時間。
それが身支度も朝食も済ませて、何と私を急かすほどで。
「おい、準備出来たなら行くぞー。ほれ!」
「はーい!……って、え!?」
私に向かって投げられたのは、ヘルメットだった。
「え?私も乗るの!?運動にならなくない?」
「いーんだよ。どうせ、帰りはヘトヘトになって歩けねェと思うし。とりあえず、後ろ乗れ。」
「う、うん…。お邪魔します。」
銀ちゃんの背中にぴったりくっ付くと、体温が伝わって安心する。
「……離すンじゃねーぞ。」
「うん…っ!」
「素直でよろしい。…そんじゃ出発ー!」
理由がダイエットってのはどうかと思うけど、銀ちゃんが一緒に出掛けてくれるのは何だか珍しくてウキウキしてきた。
っていうか、本当に手伝ってくれるんだなぁ…。
照れるとか、恥ずかしいって気持ちもあるんだけど。
銀ちゃんとなら厳しいダイエットだってきっとやりきってみせる!


「…考え事たァ、まだ余裕ありそうだな?」
「……え、…ちがっ、」
「休んでる暇無ェぞ、……よっと!」
「ひ、ゃあッ、…あん、っあ、銀ちゃん、ちょっと!」
ぐったりとまだ力の入らない私の体を抱き抱え、銀ちゃんのそれが私を犯す。
何回目か分からなくなるその行為を、今の私の体力で止めるのは難しい。
「も、やだぁ!…ぁあっ、…何でそんな、っ底無し…!」
「…は、それ褒めてンの?目の前にそんな状態の真弓がいて止められっかよ…!」
「ふっ…、あ、っん…、ま、待っ…、」

そういう回想を踏まえつつ、銀ちゃんのバイクが向かった先はラブホテルだったわけで。
銀ちゃんとお出掛けだなんて考えていた私のトキメキを返して欲しい。
入り口で文句を言う私を担いで受付を済ませ、あっという間に部屋に投げ込まれた。
元々器用な銀ちゃんは、これまたあっという間に私の着物を剥ぎ取り、代わりにあるものを私に着せた。

「考え事出来るくれェ、充分待ってやったろうが。…っく、」
「そっ、そもそもっ、…んぁ、痩せるまで銀ちゃんとは、っ、ふぁ、あ、」
「体見られたくないンだったら、"それ"で問題解決してるだろ。な?」
確かに痩せたらって言ったから、体が見えなければ痩せたも太ったも無いけど。
私の着物の代わりに着せられたのは、銀ちゃんのジャージだった。
まぁ、運動するならジャージだけど、…私が思ってた運動はこれじゃないんだってば。
もちろん銀ちゃんサイズだから上だけなのに、だぼだぼで引っ張れば下腹部まで隠せる大きさで。
……なんか、これって。
「彼氏の家に初めてお泊まり、みてェだな。……興奮する。」
「も、興奮してる、っくせに…!は、ッん、ひぁ…ッ、」
「でも実際、汗かくし、食事制限いらねーし、辛くねーし、飽きねーだろ?ダイエットにしちゃ完璧だと思うけど?」
「ッ!つ、辛い、よっ、……こんなの、体、おかしくなっちゃ…ッあ、ぁ、」
「本当に、辛いだけか?」
「…ぅ、…気持ち、い…ぃ、っけど、……ひぁ!?…やっ、なんか、急に大き、」
「煽った真弓が悪ィよ。…もっと悦くしてやっから。」
熱っぽく囁かれて、また律動が始まる。
何回も訳が分からなくなるくらいの快感を与えられてイかされて。
これ以上抱かれたら、痩せる前に本当に体壊れそう。

「あ、れ…?ね、…銀っ、ん、」
「何。また考え事?ひっでェ…、ちったァ銀さんに、集中しろ…っ」
「や、ぁ…そうじゃなくて…っ。銀ちゃん、っふぁ、まだイッてない、よね…?」
「…………すぐイッたら、つまんねーだろ。これでも結構我慢してるンですー。」
繋がったまま動きを止めて、銀ちゃんは眉根を寄せた。
言葉は余裕なのに表情には余裕が見えなくて、銀ちゃんが本当の事を言ってるんだなと実感させる。
「な、んで……?」
「何でって…。お前さ、"ダイエット頑張る。そしたら泊まる"って言ったの、覚えてっか?」
「うん?…うん、たぶん言ったと思う。」
「その言葉、裏を返せば"銀さんとヤりたいから痩せる"って言ったのと同じだぞ?」
「!? ち、違っ、そういうつもりで言ったんじゃない、」
「だから今日は真弓優先で俺は後回し。…ま、痩せるまでお預けってのは俺が一番困ンだけどな。」
いやいやいや、結局ヤってますよね?
え?何これ?これはあくまでダイエットの一環だから違う事になってるの?
どういう理論なの、それ。

「…とか言って、俺もそろそろ限界かもな。うしっ、止まったついでに体勢変えてみっか?飽きるだろ、いつもと同じじゃ。」
「た、体勢…?っあ、…ゃ、」
銀ちゃんは、ぐちゅりと水音を立て私から自身を引き抜くと、私を仰向けからうつ伏せへと引っくり返し、腰だけを突き出させた。
「せっかくだし、色々試してみて一番消費しそうな体位探してみるのもありかもな?」
「そっ、そんな事、楽しそうに言わないで、…ッ、ふ、ひぁ…!」
「はは、やべェな。くッ、無理矢理犯してるみてーだわ、これ…っ!」
後ろから突かれると、さっきとはまた同じようで違う快感が私を襲う。
私は必死でシーツを握り締めて出来るだけ快感をやり過ごそうとしていた。
銀ちゃんの顔はこの体勢では見えないけど、肌のぶつかる音と息遣いだけで、その興奮度は推し測れる。
想像以上の激しさに息が吸えなくて、私は顔を横に向けてシーツに頭を押し付けた。
唾液が溢れる口元をジャージの袖で覆う。
「ぅんッ、……ンん!ふ、ッん、」
「コラコラ、ンなにジャージの袖を噛むンじゃありませーん。…もっと啼き声聞かせろよ、真弓。」
銀ちゃんは片手で私の腰を掴んだまま、もう片方の手で私の袖を引き離した。
「だ、って……はっ、くるし…ッ!」
「でもこっちの方が締め付け良いみてェだけど?ぶっ通しの割りにゃ、真弓もまだ足りてねーんだろ。…そろそろ俺の飲みてェって?」
「ふぁ、あっ、…ば、馬鹿ぁ!変なこと、…ぁあッ、ぃ、言わな、ッやあぁ!?」
ぐっと突かれる場所が深くなって、思わず嬌声が上がった。
気付けば銀ちゃんは私の背中にのし掛かっていて、熱い吐息が耳と首筋に当たるのが堪らない。
「銀ひゃ、…んぐ、ぅ、」
銀ちゃんはジャージの袖の代わりに自分の指を私の口の中に差し込んだ。
「声我慢されンのも嫌だし、舌噛みそうなのも心配だしな、……耐えらンなかったら俺の指、噛んで。」
「んんんっ、んぁ、は、」
「すっげ…。上も下も涎垂らしまくっちまってさァ…、エロ…っ。」
そう浅く笑うと銀ちゃんは再び動き始めた。
私はというと、銀ちゃんの指を噛まないように気を付けるのだけど、勢いよく突かれると、つい歯を食いしばって銀ちゃんの指を噛んでしまう。
その度に慌てて口を開くと、気にすンな、と吐息混じりで優しい声がすぐ耳の側で聞こえる。
こんなに体を好き勝手に犯されているのに、銀ちゃんがしっかり私の事を気に掛けてくれているのは単純に嬉しかった。
「っは、…ぁ、ゃあ、ああっ、…ふあ、」
「その声、堪ンねーわ。っ、は、真弓…、」
銀ちゃんの声も切なげで、彼もそろそろ限界なんだと悟る。
「……っ、…は、ッんぁ、あ、…もう、」
「おー…、ッく、…俺も、」
それからすぐ私はもう何度目になるかも分からない絶頂を迎え、それを追うように銀ちゃんの熱が私の中に流れ込んできた。
その感覚と不足した酸素の間で、私の意識が霞み始める。
あ…これは、……駄目だ…。
「…ぎん、ちゃ…、…………。」
「ちょ、真弓!?おい、しっかりしろ!…真弓っ!……!」
銀ちゃんが私を呼ぶ声がどんどん遠くなっていく。
そして私はそのまま意識を失ってしまった。


そんな真弓から指と自身を引き抜くと、銀時は丁寧に仰向けに寝かせる。
暫く真弓の名前を呼び掛けていたが、彼女が気絶してしまった事を理解すると、銀時は頭を掻きながら溜め息を吐いた。
「……後でナカ掻き出しとかねェとな。」
それは苦笑なのだが、真弓を見つめる赤い目はとても温かいものだった。
「それにしても、…改めて見るとすげーな、これ。」
銀時は穏やかに呼吸をする真弓の体を見渡した。
体はうっすら汗ばんでおり、ジャージも着崩れて体を隠すという目的は果たされていない。
頬はまだ紅潮して、いつの間に溢していたのか涙の跡と、口の端からは飲み込めなかった唾液の跡が残っている。
太股は何度も肌がぶつかった証明をするかのように、うっすら赤い。
そこを流れ伝うのは、真弓自身の透明な密と、銀時が吐き出したばかりの白濁した欲だった。
「おいおいマジかよ。これ絶対ェ試されてンだろ、俺……。」
先程達して落ち着いたはずの自身が、微かに反応を示す。
「…ったく。俺にはダイエットより、この状態の真弓に手ェ出せねー方が拷問だわ。」
銀時も真弓の横に並んで、どさりとベッドに倒れ込む。
スプリングでお互いの体が跳ねるものの、真弓が目を覚ます気配はない。
それに安堵の息を漏らし、銀時はのろのろと真弓に手を伸ばして優しく触れる。
「おめーの考えてる事は大体分かってンだよ。…俺は、一番良い状態の真弓も好きだけどよ。今みたいに、ぐちゃぐちゃになって、ただ綺麗なだけじゃない真弓もすげー好きだけどな?…つっても信じねェだろーな、お前は。」
やっぱ信用されてねェな、と自嘲した銀時は暫く真弓を見つめた後、ゆっくりとベッドから下りる。
シャワールームでぬるま湯に浸したタオルを数枚作り、汗で湿ったジャージを脱がせて真弓の体を綺麗に拭く。
あれだけ喘いで啼いて叫んでいた真弓は今、穏やかな寝顔を見せているが、意識がハッキリしたらハメるみたいに何度も抱いた事を怒るかもしれないなと銀時は思った。
色んな液で汚れたシーツを取り払い、体が冷えないように銀時は真弓に着流しを掛けてやった。
「もう夕方か…。朝から頑張ったな、お疲れさん。」
再び真弓の横に寝転がった銀時は自身も疲労していたのか、そのまま眠りに落ちた。


「……っ、銀ちゃん、銀ちゃんってば。」
目を覚ますとすぐ横に緩みきった銀ちゃんの寝顔があった。
もう完全に油断しきってるというか、私の意識を飛ばすほど攻め立てた人物と同じだとは思えないくらい。
さっきの銀ちゃんは、獲物を狩るみたいなギラギラした赤い目で爛々と私を見下ろしていて、私はいつもそれに逆らえないのだけど。
「銀ちゃんってば、もう!」
その肩を揺すれば銀ちゃんは寝惚けているのか、んー、と唸るとすっぽり腕の中に私を抱え込んだ。
体を捩らせると自分に掛けられた着流しや、あれだけ汗を掻いたのに体がスッキリしてる事に気付く。
「……銀ちゃんも疲れちゃったんだね。やり方は無茶苦茶だけど、気持ちは嬉しかったよ…。ありがとね。」
「…怒ってねェ?」
「怒るわけないよ。だって銀ちゃんは私の為に……、って、え??」
抱き締められたまま顔を上げると、銀ちゃんの気まずそうな瞳とかち合った。
(起きてたんだ…。)
いつも私の体を好き勝手に支配するのに、最終的には毎回私に許しを乞うみたいに気遣ってくれる。
今回はそれがすごく顕著な気がして、大切にされているのだと思う。
「怒って、は無いけど…。」
「けど……?」
「ちょっと…疲れたかも……。」
「おー、今日はもう無理させねェから安心しろ。…水持ってきてやる。」
私を腕から解放すると、銀ちゃんは備え付けられている冷蔵庫へと向かった。
そして、私に背を向けたまま言う。
「あー…、信じねェと思うけど一応言っとくわ。……。俺ァ、別に真弓が太ろうが痩せようが構わねェよ。勿論お前が痩せてェってンなら、それも構わねー。俺にとっては、真弓が俺の横にいてくれンのが一番大事だ。だから、無意味に無理したりすンなよ?」
「………銀ちゃん、私の事、相当好きなんだね?」
「悪ィかよ。」
「ううん、意地張ってごめんね。痩せたいのは本心だけど、私も銀ちゃんと一緒に居られないなら意味無いや…。ありがと銀ちゃん、大好き。」
銀ちゃんの着流しを羽織って体を起こしながらそう伝えると、ペットボトルの水を片手に銀ちゃんは私を見て溜め息を吐く。
「あんま俺を喜ばすような可愛い事言うンじゃねーよ。…もっかい襲っちまうぞコノヤロー。」


帰り道、もうすっかり夜。
今朝、銀ちゃんが「帰りはヘトヘトになって歩けねェと思うし。」と言った通り、私は全身に力が入らなくて家まで歩いて帰るのは難しい状態だった。
私はスクーターに座らされて、握力が心配だからと、銀ちゃんはスクーターに乗らず押して歩いてくれた。
「ご、ごめんね。指に力入るようになったら言うからね?」
「気にすンなって。……どーする?今日も泊まってく?心配しなくても今日は神楽が居るしよ。」
「…うん、まだ銀ちゃんと一緒にいたい。」
「! …本当、真弓チャンは俺を生殺しにする天才だよ、マジで。」


ダイエットがどうとかより、私が私である事をただ望んでくれる人がいる。
それだけで、何でも頑張れそうです。

……余談ですが、確かにこの日、体重は減りました。
一日ろくに食べずにあんな事を繰り返せば一時的に減るのでしょうが、銀ちゃんが調子に乗りそうなので内緒です。

きっと、彼はそれすらもお見通しなんでしょうが…。


end

 
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