私にとっての世界とは、学校と家と友人とか親や兄弟、先生なんかが居る、ごく小さな規模の世界の事で
例えば隣町とか県とかって言ったら、それこそまだまだ知らない物や事が多くて…
でもそれは、別に私に限った事ではなくて、大抵の人がそうなんじゃないんだろうか…
だからこそ、私はいくら説明されても世界が…しかも私が知るべくもないこんなファンタジーな世界が目の前で展開されている事が、つい昨日あんな恐ろしい目に遭ったにも関わらず、今もまだ何処かで信じられなかったのだ。
だから、それ故の危機感だとか武器の扱いや携帯だとか、そういう事に私は考えが至らなかった…







8.良心と命を天秤にかけるな





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