「ヘイゼルーーーー!!!」
森に木霊する悟浄の声
その前に降り立った烏哭を悟空が睨みつける
「さて、もう忘れ物はないかな?」
「―――そうですね」
まるで確認するかの様な言葉に八戒が返事をした…刹那
重い銃声と共に烏哭のかけていた眼鏡と血が飛んだ
見ればガトの銃を持った三蔵がしっかりと烏哭を狙っていて
「――――餞別だクソガラス」
「……なるほど このドサクサに紛れて治癒してたって訳か」
まるで感心した様に言った烏哭がスッと右手を引く
そして…―――
「やるねぇ『三蔵一行』」
まるでライフル銃の様に四方に散っていた私達を烏哭の攻撃が打ち抜く
その突然の攻撃に私達は成す術なく地面に倒れ…―――
「愉しみにしてるよん♪…次の『夜』を」
「貴様ッ……!!!」
後に残ったのは烏の黒い羽根と、禍々しい鳴き声
そして
「―――ッそぉおオお!!!」
夜の闇…―――
『カラス〜RELOAD〜』
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