一人の少女がいた。
色が白く、髪さえもブルーホワイトで……


一人の少女がいた。
優しく、明るくて時に厳しい……


一人の少女がいた。
けれどその少女は、ずっと一人だった。
愛情を知らず、孤独を抱えてずっと一人で生きて来た。


一人の少女がいた。
少女はある時、一人の男を愛した。


一人の少女がいた。
頼るものは無くなり、只悲しみと孤独を抱え続けた……



少女がいた。
彼女は愛情を忘れた。
全て忘れて只、くゆっくりと瞳を閉じた。




『暮れ行く世界・終』

- 1/1 -


[*前] | [次#]



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -