ぼくらの出逢いもはじめてちゅーしたときに花瓶にさしてあった花もこの前観た苦笑いもたまにみせる無器用な笑みもぼくを抱き締める腕の強さも

あなたと過ごした時間ぜんぶを、ぼくはこんなにも鮮明に、覚えているのに



「ぜんぶ嘘っていってよ」



もうあなたが居ないなんて、


できることならぼくのまえでもう一度無器用に笑って




20110114





















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