「あ、ジャージ忘れた」

「え、どうすんだよ。さぼんのか?」

「いやあ、さすがに体育はサボれないわ。ちょっと他のクラスの人から借りてくる」

「早く戻ってこいよー」




〜2/5〜


「よっナランチャ、ジャージ忘れたから貸してくれない?」

「えー俺のクラス今日体育ないからジャージ持ってきてねーよ」

「まーじーでー、どうすっかなー」

「俺が先週もって帰り忘れたジャージなら貸すぜ!」

「うるせえワキガくたばれ死ね。ナランチャありがと、他あたってくるねー。あとミスタは死ね!ファッキン!」

「おー、じゃあなー」

「死ねって二回も言われた……」



〜1/5〜


「あ、ジョルノ、ちょっとちょっと」

「!夢主じゃないですか!どうしたんですか!?こんなとこまで!はっ、まさか僕に会いに……!?ま、まあ、僕達はお互い愛し合ってますけどでもこんな風に積極的になられると少し恥ずかしいといいますか……、いやいや来てくれるのが嫌って訳じゃないんですよ?むしろいつもツンツンな夢主が見せてくれるデレに昇天しそうなぐらい嬉しいんですけどやっぱりこういった付き合って日も浅い感じに味わえる独特の甘酸っぱさを僕はいま全身全霊で感じているわけであってつまるところは」

「お、おう。まあ話を聞いて欲しいんだが…」

「はっ、す、すいません、取り乱しました。ところで要件は……」

「(涎たれてる…)え、えーと、その、ジョルノのジャージ、貸して欲しいんだけど…」

「!……そ、それはつまり夢主が僕のジャージを身に付けるということですか…!?」

「ま、まあ、そういうこと…、ちょ、ジョルノ!鼻血鼻血!すごい出てるんだけど怖っ!」

「あ、大丈夫です。大丈夫…。はいこれジャージです」

「あ、ありがとう…。ちゃんと洗って返すから」

「いえ洗わなくていいです!そのまま返してください!僕の方で洗いますから!」

「(怖ええええ!)わ、分かった…、それじゃ体育終わったら返しに来るから…。そ、それじゃっ!」






「ああ…、夢主が僕のジャージを着てくれている…。これはつまり彼シャツ…、そう彼シャツなんです!シチュエーションでいうならば夢主が朝僕が起きた時に僕のシャツを羽織ってそのまま朝から濃厚なご奉仕がハアハアハアハア」

「…うるさいぞ、ジョルノ。真面目に授業を受けたらどうだ」

「黙りなさいフーゴ!童貞は口出ししないでください!」

「どっ、童貞は関係無いだろ!あとさっきからハアハアハアハアうるさいんだよ!君の方こそ黙ったほうがいいんじゃあないか!?」

「あーだめです僕もう我慢できません先生ー僕ちょっとトイレいってきます」

「人の話聞けよ!あと節操無さすぎだろ!」






「お、夢主ジャージ借りれたのか。良かったな」

「う、うん…。それはいいんだけど、なんか不安…」

「?」