裏考察 | ナノ

■馬超考察■

『───飢えを満たす。一晩中、無我夢中で……。』

「貴方は鏡愛するあまり 正義の裏切り 孤独なカウボーイ 新しい夢を見せて 帰る場所ならどこでもいい……」

矢井田瞳の『孤独なカウボーイ』を聴くとなぜか馬超を思い出します。これがBGMに流れていれば、いつでもどこでも彼の世界が出来上がる。馬超は槍族の中でも孤高な匂いがする男だと思います。

彼の戦う理由は明らかで、その心は魏への憎しみで支配されている事からも、他の二人とは戦意が全く異なる感じがしまして…。

大体、どんな形であれ自らの信念を貫き通す、というのは並大抵の努力では出来ない事だと思います。戦争って、正義を語るには余りに過酷な内容ですからね。

彼の夢小説を書くにあたり、そんな日々の過酷な戦いに疲れたうちの馬超が夢主に求める事は、ただひたすら『癒し』のみではないかなと感じました。

彼は俺様党に所属するだけあって強引な男ですが、夢主を遊び半分に扱っている気持ちは毛頭ありません。

あんな言い方しか出来ないのは女を口説くのに非常に慣れているセクシー党との違いです。彼の口説きは武人特有のとても素っ気ない物ですが、その口数少ない言葉の中には夢主への深い愛情が隠されているのではないかと思います。

『カナリア』では一人で黙々と将棋をする馬超を書いてみましたが、彼には一人で何かに取り組んでいる姿がとても似合いそうな気がします。

誰かに頼る訳でもない、弱音を吐くワケでもない。信じられるのはただ自分だけ。

愛する女だけが、そんな彼をこの苦しみから解放してくれる。愛する女性の鳴き声だけが、彼の心を癒してくれる。そんな感じのイメージです。

夢主はそんな彼の本心がわからずに泣いていましたが、馬超は自分の本心を最後まで夢主に告げないという感じにしてみました。

言葉で説明するより行動で示す。俺がここまでするという事が、お前を愛しているという証拠、みたいなのが馬超っぽいかな〜と思いまして。

日本の男性にもよくいますよね。「そんな事いちいち言わなくても、俺の気持ち、分かるだろう?」みたいな。それに対し、「言わなきゃ分かんねーって言ってるだろうが!!」とお怒りの女性陣も結構いらっしゃるのではないかと思いますが…。

燃えやすく冷めやすい、というよりは燃えにくく冷めにくいタイプ。ジワジワと己の恋心に気付いていきます。そして本気になった時にはどうするんだろう?なんていうのが私の中にある無双馬超のイメージです。

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