裏考察 | ナノ

■曹丕考察■

『つまらん女だ。どうやらお前に私を楽しませる事は、もう無理らしい……』

「もとは袁紹の次男袁煕の妻だったが、冀州平定の際に曹丕が彼女を見初めて妻として迎え入れた。曹叡と東郷公主を産んだが、後に寵愛が薄れ、曹丕によって自殺を命じられた。郭皇后へ寵愛が移ったことが原因であったという」(はてなダイアリーより抜粋)

上記はゲーム中で愛妻として表現されている曹丕の妻・甄姫についての記述です。初めは甄姫を愛でていたはずの彼でしたが、じきに彼女に飽きてきて、その寵愛はより若く美しい郭皇后へと移ります。

その事実に嫉妬に狂った甄姫が取り乱して夫の心ない態度を責めると、嫌気がさした曹丕は完全に甄姫に対する興味を無くし、「死ね」と彼女に自殺を命じたと言われています(様々な諸説がある為、その一例をここでの考察の参考とさせて頂きました)

サイトオープン当初から曹丕夢を3ヶ月近くも完成できなかった理由は実はこの辺に有りました。

一応、夢を書く時には自分なりに『愛ある鬼畜』をコンセプトみたいにして書いてみたいな〜と思っているのですが、どうしても彼の『愛』の形を理解する・想像する事が自分には困難だった為です。

史実での彼は人間性には悪評が強く残っていますが、一方で権力者としては非常に優秀だったと言われています。三国志の編者・陳寿が「好悪の激しすぎる点を改め、広大無辺の度量、仁慈の心を持ち合わせていたのならば、古代の聖王と比較しても何ら劣らない明君となっていただろう」と言っていた事を踏まえれば、その通りなのかもしれません。

そして彼は大変な現実主義者であり、合理的主義者でもあったようです。

自らの葬儀に関して「玉衣や副葬品は不用。墓を飾り、床を敷くのもならぬ。人は死ねば等しく骨となり、もはや骨に痛覚はないのだから」と周囲の者に伝えていたという点においても、その傾向が強く感じられます。

うーん。難しい。彼の発言からも行いからも『愛』について考えるのが難しいです。これだけ現実的で合理主義な彼にとっての愛とは何なのでしょうか?

この辺が彼が自サイトではドS党員にカテゴリーされている所以であります。司馬懿と共に他のメンズ達の追随を許さない強烈な『愛無き男』オーラをプンプンさせている男性。それが自分の中にある曹丕像です。妻の甄姫だって死を命じたのは彼なのですから。

しかしそんな非常な男に愛されたい!と憧れるのも世の女性の常かもしれません。「是非曹丕様の夢を!!」というリクエストにもお応えする為、様々な考察を下さった心優しい閲覧者様方のご意見も参考にしつつ自サイトでの『愛ある鬼畜曹丕像』を考える事となりました。

彼を取り巻くのは愛憎渦巻く激しい権力争いの渦であったと史実から推察してみます。とすれば、そんな彼が自分の后にしようと考える女性とは一体どのような女性でしょうか?

そこで、例の『魔性の子猫ちゃん』設定です。うーん。便利。なんという都合のいい!

結局の所、彼のような男性をメロンメロンにするにはもうその戦法で行くしかないという結論に達しました。

一番基本的になる考察だけでもはやこんな長文になってしまいましたので、手強い男、曹丕の裏考察は他のメンズと違って個別の裏考察から本格的にさせて頂きたいと思います。(なんかどっと疲れました)

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