裏考察 | ナノ

■趙雲考察■

『────貴女に捧げる。』

趙雲は本当に微妙な存在です。色気たっぷりのお兄さん、という事で今はセクシー党に入っていますが、もともと彼は陸遜や姜維と同じでブラックな方面に片足を突っ込んでると思ったからです。

爽やかで、礼儀正しく、非の打ち所がない。この人が、そんな事をするだなんてとても考えられない。

私個人の感覚で恐縮ですが、こういう男性が実は一番怖い……と思ってます。というか、狭い世界の中だけでのお話しであれなのですが、私の周囲にいる爽やか男性の正体に限って言えば本当に彼らは極悪です。爽やか男性というよりも爽やかに「見える」と言う方が正しいでしょうか。

よく『天然系』と称される女の子達に向かって、周囲の女が「『天然』なんて存在しないわよ。あんなのは全部男の気を引く為の演技に決まってるでしょ?なんで男にはそれが解らないの。あんなのただのブリッコよ!!」という事がありますが、それの男版という感じです。

爽やかで女子に人気のある好青年を見ると、周囲の男子は大抵憎々しげにこう言います。

「ああいう一見爽やかなヤツに限って腹の中で何考えてるのか解らないんだよね。きっと本性はものすごいと思うよ。なんで女にはそれが解らないの?」

と。それがいいとか悪いとか、絶対とは言いませんが、それをそのまま彼に当てはめる事にしました。

にっこり笑って爽やかに押し倒してくる、彼はそんな感じです。逆らおうとしても、その瞳の中には狂気が混じっています。

夢主を手に入れる為には多少の犠牲は仕方がない。泣いても叫んでも例え私を嫌っても、いずれ解ってくれるだろう。

だって私はこんなに夢主の事が好きなのですから。夢主もきっとそのうち私の気持ちを解って下さいますよね?みたいな。

舐める、っていうのは極端に言えば相手を食べてしまいたい。全て舐め取って、食らい尽くして、ああいっそこのまま夢主を殺して食べてしまえたら。そうすれば永遠に夢主は私の物になって下さいますね?

…というようなのが私の中にある趙雲という男性の勝手な脳内イメージですので、そんな彼の心情を表す為にはこういう表現をするのが合うかなあと思いました。こんな行為が似合うのは、三國広しといえども彼だけではないかと思います。

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