溢れ落ちそうな朝焼けに目を細めて、君は神様みたいに笑った。僕は何故か泣きそうになったから、静かに瞼を閉じて、息をひそめたよ。後ろを振り向けば、君とさようならを交わす日が、もうすぐそこまで来ていた。 さびれた世界の片隅で君の帰りをいつまでも待つ月曜日 白い手首を握ったままなにもかも無くなってしまえと願った火曜日 群青とコンクリートのあいだで夢を見る水曜日 さみしいねとつぶやいても君の返事はなかった、木曜日 涙がばれないように白いベッドに身を沈めた金曜日 その死に顔に菫の造花を飾った土曜日 あいをささやいて、おねがいだからもうわたしを、 きみを弔う日曜日 |