Q.悪魔のウィルス【G-ウィルス】とは、どんなもの?
A.【G-ウィルス】とは、ウィリアム・バーキンが女の実験体リサ・トレヴァーの体内から発見したウイルス抗体の事だ。
リサは実験当初に始祖ウィルスを投与されていて、それが体内で長年熟成された結果【G-ウィルス】の原型にまで変化した訳だ。
この【G-ウィルス】は、命がある限り肉体が進化し続けるという特性を持っている。
また繁殖機能を持ち、感染者が自分の遺伝子と適合する者に胚を植え付ける事によって繁殖していく事が可能だ。
さらに死者を蘇らせる特性があり、脅威的な治癒力を備えている。
「進化」「繁殖」「蘇生」と、常軌を逸した特性を持つ故に“悪魔のウィルス”と呼ばれているのだ。
【G-ウィルス】に感染した生物は『G』と呼ばれる。
これは刻々と自発的進化を遂げて、骨格だけでなく新たな脳まで形成する。
自らウィルスを投与したバーキンは第5形態まで進化したが、最終的には人間の原型は留めていなかったな。
ただ、この【G-ウィルス】もt-ウイルス同様に自我や知能はなくなり、ただ繁殖という本能に従って行動するだけになってしまう。
【G-ウィルス】においても、全ての人間に適合する訳ではない。
拒否反応を起こしたものは、ウィルス細胞によって体内部から破壊され、宿主の一部を残したまま『G成体』という異形に変わる。
こいつは『G幼体』という小型生物を吐き出すが繁殖能力は備わっておらず、進化も一度きりで終わるようだ。
ちなみに「G」は七つの大罪7番目のアルファベットの「G」とも、「God」の頭文字とも言われているが定かではない。
このウィルスにもワクチンがある。その名も『DEVIL』だ。
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