プラーガとは

Q.ロス・イルミナドス教団が使っていた【プラーガ】って一体何なの?

A.これは寄生生体というもので、これまでのウィルス兵器とはまた異なる形の生物兵器になっている。
突然ウィルスと違う虫が出てきて驚いただろう。私もだ。

『plaga』の名は、スペイン語で災厄を意味する。
これに寄生された人間を『ganado』と呼ぶ。その意味は家畜だ。

【プラーガ】は、ヨーロッパ貴族のサラザール家が統治する城の地下に長年封印されていたのだが、8代目城主ラモン・サラザール(あのチビ)が再び掘り出したために、表舞台に出てきた訳だ。

この【プラーガ】は卵の状態で人間に寄生して、時間をかけて成長しながら中枢神経に同化し、やがて宿主の行動を支配するようになる。
【プラーガ】には『支配種』と『従属種』の2種類があり、『従属種』に寄生された人間は『支配種』に寄生された人間の命令に従って行動する。
知っていると思うが、村長メンデスや教祖サドラーが宿していたのは【支配種プラーガ】であり、村人に寄生していたのは【従属種プラーガ】になる。
寄生後も知性は衰えず、道具を使ったり言葉を交わしたりと身体能力は人間に依存している。
つまり、ウィルス感染による極端な変異や退化はなく、普通の人間に近い状態が保てるのだ。

しかし【プラーガ】の欠点は光に弱く、宿主がなければ短時間で衰弱死するというところだ。
これはトライセルが改良した【プラーガ・タイプ2】でも改善は出来なかった点だ。
【プラーガ・タイプ2】とは、宿主を支配する時間を大幅に短縮化させたもので、マジニを作り出す寄生生体になる。
この『majini』は、スワヒリ語で悪霊を意味している。(詳細はBIO5にて)
つまり、ガナードとマジニはただ呼び名が違うだけで、寄生しているのは同じ【プラーガ】なのだ。
もちろん【プラーガ】は人間以外にも寄生し、B.O.W.開発にも使われている。
ンデスやポポカリムなどがそうだ。

余談だが、アンブレラにも寄生生体『ネメシス』というものがある。
当初の『ネメシスNE-α型』は宿主の知能だけを向上させる寄生生体だったが、後に開発された『ネメシスNE-β型』では宿主を操る事が可能になっている。
後者は宿主を操るという点では【プラーガ】と同等と言えるだろう。

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