『リゾットの暗殺指南・その3』

 唐突に現れた人間の手首──まるでホラー映画のワンシーンでも見ているかのように異様な光景だった。この場にリゾットがいなければ、スタンドだと気付かずに卒倒していただろう。
 100m以上は離れていたが、それは子供の手首ほどの大きさで、右手首だった。青白い指先から鋭い鈎爪が伸びており、手の甲には目玉が一つ付いていて、ぎょろぎょろと辺りを監視している。どこからともなく現れたスタンドと不気味な外見に全身が粟立った。

 「あ、あれがガブリエルのスタンドですか…?」
 「いや、ヤツのスタンドは確実に『近距離タイプ』だ。俺が接近した時、ヤツのスタンドをこの目で見ている。民間人を掴んだ時に能力が発動するところもな。もし『スタンドの一部を切り離せるタイプ』だとしても、動作で気付く。そもそもアレ≠ェ現れたのは5分前…まだヤツを追跡している最中だ」
 「それってつまり…どういう事ですか?」
 「ヤツに手を貸すスタンド使いがいる…という事だ」

 リゾットの発言に愕然としてしまったが、その間にも手首のスタンドは目玉の照準を合わせると、指を屈伸させて空中高く跳躍した──かと思えば、次の瞬間にはオリガの眼前にまで迫っていた。鋭利な鈎爪を備えた両手は、まるで猛禽類が獲物を捕獲する如く大きく広げられ、今にもオリガの顔面を掴み掛かろうとしていた。しかし、わかったところで回避する余地などなかった。

 ──殺される!

 死を覚悟した刹那、オリガの身体はリゾットに引き寄せられて、魔手は寸前のところで視界の脇を掠めていった。獲物を見失った敵スタンドは勢い余って、そのまま建物の壁に爪を突き立てて停止した。
 分厚いコンクリートをも貫く斬撃。もしリゾットが身体ごと引き寄せてくれなかったら──考えただけで、恐怖のあまり全身の力が抜けていった。

 「あ、ありがとうございます…助かりました…」
 「動きは素早いが、威力は低い…やはり遠隔操作型だな。辺りに本体らしき影も見当たらない…が、自動操縦でなければ、本体はこの街のどこかにいるはずだ」

 電光石火の攻撃をかわしながらも、リゾットは敵スタンドを終始観察していたらしい。危機的状況でも失わない冷静さと鋭い観察眼があるからこそ、敵の素早い攻撃も見切れたのだろう。ただ異論を言うとすれば、『威力は低い』と言っても、生身の人間に当たれば一溜まりもない。

 手首のスタンドは鈎爪を引き抜くと、再び指の屈伸を使ってこちらに飛び掛って来たが、リゾットはオリガを抱えたまま素早く横に飛び退いてかわした。すると、敵スタンドは再び勢い余って近くにあった乗用車のフロントガラスを突き破って行った。

 確実に頭部を狙っていたが、一度飛び上がると方向転換が出来ないのか、必ず一直線に突っ込んで行く。リゾットはこの特性を見切って攻撃を回避しているのだ。
 それにしても鳥のような速さで、鈎爪で掻っ切った箇所には刃物で抉ったような痕がくっきりと残っている。殺害現場を見た訳ではないけれど、まるで幹部の首を切った刃物のようだと思った。

 「どうやら俺達の首を掻っ切るのが目的らしい。動きは大雑把だが、確実に首を狙っている…幹部にトドメを刺したのもアレ≠フ仕業だろう」
 体勢を整えた後、リゾットも同じ所を指摘した。
 「で、でも『仲間のスタンド使いがいる』なんて話、メローネさんの情報にはなかったですよね?」
 「メローネの情報は正確だ。俺が調べた情報にも仲間の存在はなかった。まぁ、ヤツのスタンドが『記憶を消す能力』なら改竄くらい出来るだろうが、俺にはアレ≠ェ組織の人間だとは思えない。あんな雑な殺り方では、スタンドの見えない一般人にしか通用しない…完全に素人だ。『仲間』というより『雇人』といった感じだな」
 「じゃあ、アレはガブリエルに雇われた民間人のスタンド使い≠チて事ですか?」
 「そう考えた方が無難だろう。部外者を使った方が足も付き難い」

 この社会には、金さえ払えば悪事に加担する人間は五万といる。一般人でも警察でも大抵の事は金で丸め込めてしまうのだから、例え組織内で人望のない男でも、味方を作る事くらい出来る。スリを繰り返していたのも、宿泊費以外に雇人に金を払うために違いない。
 危機的状況でもペースを崩さず、支えてくれる腕も頼もしかったけれど、安心している場合ではなかった。手首のスタンドはシートに突き刺さった鈎爪を一つずつ確実に抜き取って、次の攻撃の準備に入ろうとしている。攻撃は回避出来ても、オリガを抱えたままではリゾットの動きは制限されてしまう。スタンドか潜んでいる本体を叩かなければ、攻撃は止まらない。

 ──このままだとリーダーの足手纏いになるわ。

 オリガは震える身体に自ら喝を入れると、リゾットと少し距離を取ってブラッケンドの腕を構えた。

 「遠距離タイプでも、スタンドに攻撃すれば本体に返って来るんですよね? 私もスタンドで応戦します」
 「お前のスタンドでは駄目だ。アレは利用されているだけの一般人であり、重要参考人でもある…今ここで殺す訳にはいかない。再起不能にするだけで十分だ」

 そう言って、リゾットはオリガを後方に引かせると、地面に視線を落とした。すると、周辺から黒い砂鉄が地面を這うように数ヶ所に集まり、見る見る内に銀色のメスへと形成され、一斉に乗用車に鋭利な刃先を向けた。数十本のメスはリゾットの意思に従う兵隊の如く忠実に動いていて、まるでメス自体がスタンドのように見えた。
 その瞬間、大破した車体の中から手首のスタンドが飛び上がった。無数のメスは見計らったように敵に向けて一斉射撃したが、手首のスタンドは素早い動きで次々とメスを回避すると、着地した地面からの跳躍を利用して、リゾットの首目掛けて飛び掛った。リゾットの周囲には砂鉄もメスもない。完全に丸腰だ。

 「リーダーッ!」

 オリガが叫んだ刹那、手首は突如リゾットの目の前で細切れになって、空中で四散した。

 「そのまま突っ込んで来ると思っていた…メスは陽動≠セ。素早さが仇になったな」

 見ると、リゾットの前方に銀色に光る無数の筋が見えた。それは髪の毛ほどの細い鉄糸で、結界のように複雑に張り巡らされている。メスと一緒に形成しておいたのだろうが、視界に捉えるのも難しいほど細い糸だったので、オリガも全く気付かなかった。手首のスタンドも、飛び交うメスに気を取られて糸の存在に気付かず、自ら鉄糸の結界に飛び込んで自滅したのだ。ピンと張り詰めた糸の中を時速数十キロの速さで通過すれば、メス以上の凶器になる。

 ──全部計算済みだったのね。

 関心したのも束の間、どこからともなく甲高い悲鳴が聞えた。咄嗟に周囲を見渡すと、アパートの屋上から身を乗り出して泣き叫ぶ少年の姿があった。必死に抑えている少年の右手からは、大量の血が流れ出ていて、手首から先はなかった。

 「なるほど…どうりでスタンドの使い方が未熟な訳だ」
 「まさか、あの子供が…!?」
 「金次第で犯罪に手を貸す子供はいくらでもいる…珍しい事じゃあない。負傷箇所が同じ右手という事はスタンドを切り離すタイプ≠セろう。そうでなければ、あの小僧自体がバラバラになっているだろうからな」

 信じ難い話だったけれど、スタンドの手首が子供の大きさ≠セった事と、スタンドと同じ右手を損傷している状況から、あの少年がスタンド使いである事は間違いなかった。
 オリガも10歳でスタンド能力を身に付けているので、年齢が判断基準にならない事は知っている。ただ一番驚いたのは、民間人の子供が組織の問題に関わっていた事だ。ただ雇われていただけなら、事情もろくに知らないだろう。そんな無知な子供を組織の抗争に巻き込んだガブリエルに対して、言いようのない怒りが込み上げて来た。

 ──何も知らない子供を殺しの道具にするなんて。

 オリガにとって、無知な弱者を利用する狡猾な大人ほど不愉快な存在はない。少年の姿が昔の自分と重なって堪らず身体を震わせたが、リゾットに肩を掴まれて我に返った。

 「お前はプロシュートに連絡を入れろ。事情を説明して、あの小僧を病院に連れて行ってやれ。あの怪我では抵抗も出来ないだろうが、警戒を怠るな。手を出して来たら躊躇わずに殺れ…いいな」
 「リーダーはどうするんですか?」
 「俺は本来の任務を遂行する」

 そう言って、リゾットは透明化させた身体を街の風景に同化させていった。表情は終始変わらなかったけれど、その声色は酷く憤っているように聞えた。
 リゾットの指示で冷静さを取り戻したオリガは、改めて少年のいるマンションを見上げた。失血で倒れ込んだのか、少年の姿は地上から見えなくなっていた。右手首を全て失ったのだから、意識を失うのも時間の問題だ。

 「プロシュートさんに電話する前に、まずは救急車だわ」

 オリガはすぐさまアパートの階段を上って、屋上で蹲る少年の元に駆け寄った。案の定、少年は大量の出血で意識朦朧としていて、抵抗するどころか残された左手を伸ばして自ら助けを求めて来た。みすぼらしい身形をした10歳にも満たない少年が、血と涙に濡れる光景は酷く胸が痛んだが、オリガは毅然とした態度で応じた。

 「あなた、この男に頼まれたの?」

 ガブリエルの写真を見せると、少年は青ざめた顔で何度も頷いた。その足元には通話の途切れた携帯電話が落ちていて、先ほどまで男と連絡を取り合っていたようだ。電話越しに異変を感じて逃げ出す可能性もあるけれど、あのリゾットが標的を取り逃がすとは思えなかった。言葉通り『今日中に終わらせる』だろう。
 オリガは着ていたカーディガンで少年の傷口を止血すると、

 「もう大丈夫よ、私達のリーダーがコイツを倒してくれるから」

 と、少年を励ましながら携帯電話の通話ボタンを押した。


 *


 「やっぱりガキは使えねーなァ! 50万リラも出してやったってのによォ〜ふざけやがって!」

 ガブリエルは怒声を上げながら、トチ狂ったように客室の電話を床に叩き付けた。おそらく電話の相手は、あの少年だ。依頼した仕事の失敗を悟って、腹いせで電話に当たっているのだ。

 ──まるで駄々っ子だな。

 その様子をリゾットは同じ部屋の中≠ゥら呆れた様子で眺めていた。時々破片が飛んで来るが、狙っているものではない。何しろガブリエルには、メタリカで透明化されたこちらの姿は全く見えていないのだ。

 あれからガブリエルが宿泊するホテルに潜入したリゾットは、かれこれ10分近く様子を伺っていたが、ずっとこの調子だった。盗んだ財布の中身が「少ない」と言って枕をナイフで切り刻み、備え付けの冷蔵庫に「酒がない」と言って蹴り倒す。まさに『キレたヤツ』という言葉通りの言動をする男で、組織の追手を警戒する素振りも見せない。
 それどころか、一頻り暴れた後、清々したと言わんばかりの笑顔でベッドに横たわって、呑気に盗んだ札束を数え始めた。

 「まぁ交通費くらいにはなるな。次はローマにでも行こうかなァ〜、ここより過ごし易いだろうしよォ〜」

 幹部を殺し、逃亡中に犯罪を犯し、子供に暗殺をけし掛けたとは思えない堂々たる態度──どうやらその原因は精神の異常性≠ノあるようだ。
 この男には『危機感』とか『恐怖心』といったものが完全に欠落している。そして、瞬間的に湧き上がった感情のまま動く事しか出来ていない。自分の思い通りにならないとキレるのは、自制心がないからだ。おそらく幹部を殺害した理由も「気に入らなかったから」という単純なものだろう。
 ギャングの世界では怖気を知らない方が有利になる事もある。しかし、組織に属する事の重大さを理解出来ていない時点で、この男に構成員の素質はない。

 ──まともに相手をするだけ、時間の無駄かもしれんな。

 この男が綿密な計画の下で今回の抗争を起こしたのであれば、まだ興味はあったが、素性を知った今、これ以上の探りは無意味だろう。仮にボスに能力を認められて情報管理チームに配属されていたとしても、この程度の人間にまともな仕事は任せない。現に面目維持≠フ目的で即刻、暗殺命令が出されている。所詮この男もボスの捨て駒≠ノ過ぎないのだ。

 ──どちらにしろ、お前は事を荒立て過ぎた…死んでもらう。

 リゾットが手を翳すと、札束を数えていたガブリエルの動きが止まった。脂汗を流し、困惑したように両手を眺めたその時、複数の釘がガブリエルの掌を内側から貫いていった。
 ただ、メタリカで体内にある鉄分を釘に作り変えて、磁力で引き上げただけだ。自分の体内にある鉄分が凶器に変わるのだから、標的がその攻撃を防ぐ事は出来ない。鉄分を持たない人間など、この世に存在しないのだから。

 「うがぁぁぁッ!? 何で釘がァッ!?」

 それが何であるか気付く訳もなく、ガブリエルは絶叫してベッドから転がり落ちたが、すぐに体勢を立て直してドアに向かった。
 最初の一撃でスタンド攻撃と認識し、即座に距離を置く判断をするのは、戦い慣れている証拠だ。その判断力にほんの少し関心したが、ドアノブに手を掛ける前にガブリエルの両脚をカミソリで切り裂き、再び床に這い蹲らせた。

 「お前だけは確実に仕留める」

 元来、暗殺の標的に感情を抱く事などないのだが、ガブリエルに対しては異常な不快感があった。任務が『ボスの尻拭い』という事も理由にあるが、この男の狡猾な悪足掻きのおかげで、オリガを巻き込んでしまった事が一番の理由だ。
 ある程度の抵抗は予見していたが、子供のスタンド使い≠使った奇襲は正直なところ予想外だった。肉体的なダメージは防げても、精神的なダメージは防げない。オリガの様子を見るに、確実に古傷に障っている。そして、仲間の面前で『巻き込まない』と断言しておいてこの有様では、リーダーの沽券に関わる問題でもあった。

 「ちくしょーッ! コソコソと卑怯な真似しやがって! 隠れてねーと攻撃出来ねーのかァ? このクソカスがァー!」

 敗色が濃厚になっても威勢を失わない点は称賛に値するが、この男が『卑怯』と他人を罵る資格はない。挑発に乗るつもりはなかったが、このままトドメを刺すのも腑に落ちなかったので、一旦メタリカの能力を解除して、あえて目の前に立ちはだかって見せた。すると、ガブリエルは表情を一変させて、酷く静かな口調で言った。

 「おめーは確か…暗殺チームのリゾットだな? 『誰にも見つけられない暗殺者がいる』って話を聞いた事がある。どうりで見つけられない訳だぜ…姿を消せるんだからよォ」
 「少しは知識があるようだが、わかったところで無意味だ。この部屋は全て俺の射程範囲内にある。その怪我ではスタンドも出せまい…完全に針の筵≠セな」
 「はっ、拷問でもするつもりかァ? 悪いけどよォ、ボスの事なら何も知らないぜ? 知ってても話す気はねーけどな。おら、さっさと殺れよ」
 「初めからそのつもりだ」

 冷徹に言い放った刹那、ガブリエルの顔面から無数の針が迸った。ハリネズミのように突き立った針は皮膚と眼球を貫き、激痛を解しようにも手を添える事も出来ない。その光景はまさに『針の筵』と呼ぶに相応しいもので、ガブリエルの威勢も一瞬の内に消失した。

 「ま、待てよ! 俺も組織のやり方にムカついてんだ! ボスに逆らった事があるおめーなら、俺の気持ちがわかるだろ!? だったら見逃してくれよ! ボスの情報を探ってやってもいい!」
 「お前の行為はガキの遊び≠ニ同じだ。俺達のはそんな下らない事情じゃあない…お前の気持ちなど知らんな」

 冷徹な言葉に、初めてガブリエルの表情に恐怖の色が浮かんだ。両目を失い、無数の針と黄色く変色した血に塗れた顔に、もはや表情らしいものなどなかったが、言葉を失い、ぽかんと開いた口が絶望を物語っている。今になって自分の犯した事の重大さを理解したようだが、だからといって見逃すつもりは毛頭なかった。

 「話は終わりだ」

 リゾットが言い捨てると、皮膚の下から浮かび上がったハサミがガブリエルの喉を切り飛ばしていった。ハサミは勢い良く天井に突き刺さったが、メタリカを解除するなり黒い砂になって消え去り、現場に残ったのは大量の血痕に沈んだ傷だらけの遺体だけになった。

 遺体はホテルマンが見つけて警察に通報するだろうが、組織が絡む事件の場合、警察はほとんど介入しない。この区画は別チームの管轄内なので後始末も構成員がするため、暗殺任務自体は終了となる。しかし、任務が終わっても、まだ不安要素は残っていた。

 「…オリガのところに戻らなくては」

 リゾットは無惨な遺体には目も向けず、再び姿を消して客室から出て行った。


 *


 救急車を呼んだ後、プロシュートに電話をして事情を話すと、途端に「あぁ?」という一段とドスの利いた恫喝が飛んだ。怒る事は予想していたけれど、想像以上の剣幕だったので、オリガはつい電話越しに「すみません」と頭を下げてしまった。

 「状況はわかった。で、リゾットのヤツはどうした。今おめー1人か?」
 「は、はい、リーダーはあの後すぐに標的の暗殺に向かったので…」

 答えた途端、今度は大きな舌打ちと溜め息が返って来た。

 「すぐそっちに向かってやるから、おめーはそこで待ってろ。リゾットも時機戻って来るだろうしな」
 「あの、子供はどうすればいいですか? 救急車は呼びましたけど、かなりの重傷だし、身元もわからないから誰か付き添ってあげた方が…」
 「そんなもん救急隊に任せときゃあいいんだよ。そういう面倒な事はメローネに任せる。だから、おめーは俺が行くまで大人しくそこで待ってろ、いいな!」

 と、プロシュートは度々オリガの言葉を遮って、きつく釘を刺すと一方的に電話を切った。
 プロシュートの怒りの対象は、リゾットだろう。オリガを同行させる事に反対していたから、奇襲に巻き込んだ事が気に入らないのだ。しかし子供のスタンド使い≠ヘ誰も予期していなかったし、リゾットの責任ではない──と、オリガが思っていても、プロシュートからすれば『巻き込まない約束』を破った事には違いない。

 ──修羅場になるんじゃあないかしら。

 迎えに来てくれる事は嬉しかったけれど、どんな面相で両者が顔合わせする事になるのか、想像しただけで肝が冷えた。

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