弱味










 反吐が出る。

 なんで僕が、僕がこんなこと…。







 薄暗いトイレの一番奥の個室で、床や壁と対照的に驚く程真っ白な少年が男の股間に顔をうずめていた。男はニタニタと黄色い歯を見せながら、少年の頭を撫でていた。

「あぁ…いいぞ…。もっと舌を使って…。」

 少年は露骨に嫌悪を示したが、男が一瞥すると静かに舌を男の一物に這わせた。ピチャピチャと舐める音と、男の荒い息遣いがトイレに響いた。

 臭い、汚い、嫌だ、嫌だ。

 なんでこんな奴の舐めなきゃいけないんだ。

 少年は男の一物から口を放すと、男の胸ぐらを掴んだ。

「なんでこんなっ「いいのか?」

 男の笑顔が更に醜悪になった。静かに少年の腰に手を回すと、ぐいっと自分の方へ引き寄せた。少年はバランスを崩して男の体にしがみつく格好になる。
 男が少年の耳元に顔を近付けてボソボソと何かを呟くと、少年の顔はみるみる青ざめていく。男の胸ぐらを掴む少年の手は緩み、男が少年のシャツに腕を潜り込ませても反応は鈍かった。

 男は乳首を愛おしそうに吸った。少年は目を閉じて必死に耐えている風だったが、時折ビクッと震え、その顔はほんのりと赤みを帯びていた。
 男が少年の股間に手を伸ばすと、少年は驚いて腰を引いた。が、男はそれを軽々と引き寄せ、ズボンの上から揉みしだいた。乳首を吸われ、性器を弄られた少年は、最早最初に持っていた反抗など欠片も残ってはいなかった。小刻みに荒い呼吸を繰り返しながら、男が与える快感に酔いしれていた。

「気持ちいいか?」

 男が囁くと、少年は我に戻ったのか、唇を一の字に結んでキッと男を睨みつけた。男はそれを気にする様子もなく、少年のズボンをパンツごとずるっと下ろした。
 慌ててズボンを履こうとする少年を無理矢理後ろ向きにして、トイレのドアに押し付けた。

「挿れるぞ?」

 男はニヤリと笑うと少年のアナルに自身の巨大なペニスを押し当てた。

「やっ、やだっ!やめてっ!」

 少年の悲痛な叫びは聞き入れられることは無く、男のペニスはズブズブと少年の中へ侵入していった。

 慣らされる事のなかった少年のアナルは中が切れて出血していたが、男は侵入を止める様子もなく、むしろ激しく動き始めた。

「ひっ…あっ、あ…いたっ…ぃ…やだ、ぁ…あっ!あっ!」

 男は少年の細い腰を両の手でがっしりと掴み、自身の猛った勃起を激しく打ち付けていた。

「おらっ!もっと鳴けっ!つまらねぇだろうが!」

 男のガツガツとした腰使いに合わせて、少年の体は中に浮いた。最早自分で立つこともできず、少年の全てが男に支配されていた。
 最初は痛みしか感じなかったアナルも、今は快感しか感じなくなっていた。触られてもいないのに、少年のペニスははちきれそうなほど勃起していた。

「やだっ…ぁ、そこっ!やっ…きも、ち…ぃ…っ!」
「良いのか嫌なのかはっきりしろっ!おらっ!」

 男はまだガツガツと少年の中へ出入りを繰り返している。腰と尻がぶつかる音が、トイレの中に妖しく響いていた。

「…っ!……っ!」

 男が更に激しく腰を打ちつけると、少年は声にならない悲鳴をあげた。

「うおっ!締まる…っ!」

 男は少年の腰をグイッと引き寄せると、自身の腰を深く突き刺した。ビクビクと男の体が痙攣する。少年は涙を流しながら男に中出しされていた。

「っふぅぅ〜…、最高だ…。」

 男が余韻に浸りながらゆっくりと腰を動かすと、少年は仰け反った。

「あっ、は…ぁ、ぁ、ぁ…っ!」

 ビクビクと少年の体が震えた。少年のペニスからは白濁の液が吹き出していた。

「あぁ?ケツだけでイッたのかよ。とんだ淫乱だな、お前。」

 男はニヤニヤと笑いながら少年の尻を叩いた。

 少年には最早意識がなかった。ただ与えられる刺激に体が反応していた。

 男は便器に腰掛けると、ぐったりとした少年を引き寄せて、自分の上に座らせた。たった今射精したばかりの男のペニスは再び硬く反り返り、少年の中へ押し入ろうとしていた。

「まだまだこれからだぞ?」

 男がニヤリと笑った。






-END-






少年はいったいどんな弱味を握られているのでしょうか。

私にも分かりません(考えてない)。






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