トイレの秘め事





竜也










 なんだろう…この気持ち。チンコがビクビクして気持ちいい。

「はっぁ…ん、あっあっぁあ!」

 隣から一樹の声が聞こえる度にゾクゾクする。










***









 それは偶然だった。

 トイレに行こうとしたら、先に一樹と後藤がトイレに入った。俺がトイレに入ったのは5秒後くらいだったんだけど、トイレには誰も居なかった。2人ともウンコなのかなと思って特に気にする事もなく用をたしていると、奥の個室からぼそぼそと声が聞こえた。何かなーと思って隣の個室から音を聞いてたんだ。

「一樹、多分まだ居るって…」
「大丈夫だよ。それより僕我慢できない。」

 びっくりした。隣には一樹と後藤が入ってたんだ。でも2人で何してるんだろ?
 注意深く耳をそばだてていると、ジッパーを下ろすような音がして、
「んっ」
 という後藤の声が聞こえた。なんかピチャピチャ聞こえる。何が起きているか見る事はできなかったけど、雰囲気からなんとなくわかった。一樹と後藤ってそんな関係だったんだ…。

 ピチャピチャという音が段々と大きくいやらしくなっていた。何言ってるかわかんないけど何か喋っていた。その時、

「ぁあっ」

 と一樹の声が響いた。その声に驚いていると、声は段々激しくなっていった。

「っあ、あんっあっ…後藤くんっ…もっと…!」
「一樹…一樹っ!」

 もう隠す気も無いらしい。見えなくてもわかる。2人はトイレの中でセックスしていた。

 一樹と後藤が繋がっている姿を想像した時のエロさは半端じゃなかった。隣から音も聞こえるだけに、容易にその光景を想像できた。
 俺のチンコは固くなり、手は快感を求めてチンコをしごいていた。

 このすぐ隣で…2人が…。
 日常では有り得ないこの事態に、俺は激しく興奮していた。

「ぅあっ、一樹っイクっ!」

 後藤の声だ。どうやら射精したらしい。はぁはぁと荒い息づかいが聞こえる。俺もそろそろ限界。
 俺はチンコをしごく手を激しくして、絶頂を迎えた。




 すげー。こんなことってあるんだ…。

 射精後のぼーっとした頭で考える。そうだ今度、いや明日にでも一樹と後藤に話して
みよう。もしかしたら俺もセックスさせてもらえるかも。



 トイレを出て行く音がした。

 俺はまだ射精の余韻に浸っていた。








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