愚の骨頂 | ナノ




 俺がシズちゃんを愛せなかったのはシズちゃんが化け物だったからであってつまり今人間に成り下がってしまったシズちゃんはもれなく俺の愛の対象に入るわけ。でも大変だったなあ。ナイフが刺さらないとなると一体どうすればいいのか俺もいろいろ考えたよ。だから薬で動けないシズちゃんの手首にノコギリを宛がって思いっきり力を入れてごとんと切り離せた瞬間はすごいうれしくてね。あーとかうーとか声にならない悲鳴を上げるシズちゃんは間違いなく俺の好きな人間の姿だった。ねえ君も人間になれるんだね。きれいだよシズちゃん。うふふ、血でベトベトだあ。そんな調子で次はもう片方の手首、右足首、左足首。順番にひとつずつ大切に切り離していく。それらはビニール袋に別々に保存してとりあえず冷蔵庫にしまっておいた。さてシズちゃんはどんな顔してるかな。あれまだ意識あるとかすごいね。さすがシズちゃんだね。ぞくぞくしながらいよいよ腕の付け根にノコギリをセッティングしたらシズちゃんが泣きそうな顔で「ゆるして」って懇願してきた。ゆるすって何を。変なこと言うね。俺はシズちゃんが嫌いで憎くてこんなことをしてるんじゃないよ。みんなと同じように愛してやりたかったから仕方なく化け物の部分を切り落としてるんだよ。誤解してるみたいだからそこは訂正しといてね。さあいっくよーえいっ。ぶしゅっ。噴き出た鮮血が俺の腕とか服とか顔とかに飛び散った。シズちゃんはもう叫び声も上げない。今度こそ気絶してしまったみたいだった。人間の血は美しいよね。甘くて蕩ける蜂蜜みたいな味がする。ああシズちゃんの手首のない腕がひどく滑らかで触り心地がいい。こうしてばらばらになってしまえばそのひとつひとつはとても人間らしい。今なら俺もシズちゃんを愛してるって心から言えるよ。あいしてる。あ、聞こえないか。ごめんね。達磨みたいに丸くなってしまったシズちゃんを見下ろして笑いが止まらない。あは、あはは、はははははははは。標本にしてずっと飾っておきたいなあ。ちゃんときれいに洗って。血がこびりついて生臭いから漂白剤にでも浸けておかないとだめだね。そんな中うずうずと股間がズボンを押し上げているのに気づいて俺はまたにやにや笑ってしまった。なんだ、勃起しちゃったのか。どうしよっかな。シズちゃんのお尻にぶち込んで中出しするのもいいけどそれじゃあつまんないな。そうだ、そうだそうだ。セルティの首みたいにシズちゃんの首を切り落としてみよう。うふ、シズちゃんの、くび。全体重をかけて切断した。血が尋常じゃないくらい、どばーって。きれいな金髪もどろどろに赤く染まってしまった。でもそんなのは後で洗ってあげれば問題ないよ。反り返った性器を取り出して持ち上げたシズちゃんにすりすりと擦り付ける。人の頭って結構重いんだよねえ。あ、でもきもちいい。シズちゃんのすべすべのほっぺたを俺のグロテスクなそれが汚していると考えたらすごく興奮する。はあ、ん、シズちゃん、きもちい。出ちゃうよ、出しちゃうよ、ね、ふふ。あ、あっ、あー出ちゃったあ。金と赤に俺の汚い精液をぶっかけてなんて素敵なグラデーション。うん、いい眺め。シズちゃんの首でオナってるとかちょうしあわせ。何回でも抜けちゃう。シズちゃんの首シズちゃんの首シズちゃんの首シズちゃんの首シズちゃんの首! 首首首首首首首首首首首首首くびクビ、ほらまた勃ってきちゃった、あはははは、あ



(100429)





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