「におーっ!!」

玄関開けると猫がいた。


「え、ちょっ…ブン太どうしたん?」

猫の正体は紛れもなくブン太だし。
なんで猫耳着けてんの!?

「今日は2月22日、猫の日だろぃ?」

「なるほどね…」

確かに姉貴が猫がどうたらだかなんだか言ってた気もする。

「ね、仁王、感想は?」

「なんの?」

「俺の猫耳!!…結構かわいくね?」

自信満々なブン太は、俺にクルリと回って
首を傾げた。
今にも、にゃんって言いそうなくらい可愛くて。

「かわええよ?そんで、猫耳ブン太は俺に甘えてくれるんかの?」

「…あ、甘えねぇーよぃ!!」

「冗談じゃって。ほんとかわええのぅ…」

そういって顔を真っ赤にしたブン太の
おでこにキスするとさらに真っ赤になった。

「もー!!一生猫耳なんか着けねぇ!」

「…俺の前だけで着けて?」

耳元で呟けば、恥ずかしそうに

「仁王の前なんて…逆に着けたくねぇ!」

まさかの、逆ギレ…!?

ま、いつも通りじゃし、大丈夫かの…。



「…ラブラブしてっとこ悪いんだけど。
…遅刻するよ?」


「!!??」

急に聞こえた声に吃驚するブン太。

声の正体は姉貴で2階のベランダから
歯磨きしながら叫ばれた。

「わーってるわ!!邪魔せんで!!」

俺も姉貴に叫び返した。
するとブン太がわなわな震えはじめて、

「…ここん家の人、嫌いだーっ!!!」

ダッ…

猫耳を地面に叩きつけて走り出した。

ちょっと、イジメすぎた…(笑)


end!!



まず、すみません。
ほんと、思い付きなので…
とりあえず、ブン太の猫耳がみたい!
くだらない文書でしたが
読んで下さってありがとうございます!

2012.2.22
薬丸
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