「ブン太、今日暇?」

突然かかってきた仁王からの電話。
いきなりなんだと思えば
そんなたいした用じゃ無かった。

「うん、ひま。」

「じゃあ、夕方にブン太のとこ行くから
出掛ける準備しとって。」

「え?…うん プチッー 
んだよぃ、切れたし。」

まぁいつものことだけど。
時計をみればちょうど11時半。
仁王にしては起きるの早いとか思った。

「おにーちゃん!電話だれぇー?」

一番下の弟が部屋のドア近くから
俺に話かけてきた。

「んー?まーくんだよ。」

「まーくん!僕も話したかったー」

そういってシュンとなる。

「後でにーちゃん迎えに来るよ。」

すると顔がパッと明るくなって
めちゃくちゃ喜んでる。
いつも俺ん家来ると弟達と遊んでくれる
仁王はすごく慕われてる。
そのおかげで家でイチャイチャできないけど。

仁王と出掛ける準備しようかな…
仁王と出掛ける時はいっつも悩む。
だって、あいつオシャレだし…
俺も見合うようにしなきゃって思うと
結局2時間くらいかかっちゃうんだよね…

そして今回も2時間ほどかけて支度を済ませる。
時計はいつの間にか3時。
もうすぐ仁王が迎えに来ちまう。
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