赤「丸井さーんっ!!」
ガバッ!!

丸「んだよぃ!くっつくな!」

今日はこんな光景が三回目。
また赤也が俺のところに飛びついてきた。

赤「仁王先輩がぁ!また騙されたんスよ!!??」

丸「騙される自分が悪い。」

赤「えーでもぉ!!」

あー、マジうるせぇな…

丸「いい加減しねーと、真田呼ぶぞ!」

「俺がなんだ?」

おっと、いいタイミングで
真田が来てくれたぜ。

丸「聞いてくれよ、赤也の奴さっきから
ちゃんと練習しねーんだよ。」

赤「ちょっ!丸井さん!?」

真「なんだと?
赤也あ!!真面目に練習せんかぁ!!!」

赤「だって!仁王先輩が!!」

真「俺がなんじゃって?」

赤「いや、真田副部長じゃなくて…」

真「だから、俺がなんじゃって?」

赤「えっ?」

仁王の奴真田にイリュージョンしてやがる。
しかも赤也はまだ気づいてねえし。
ダメだ、面白すぎて笑いそう…

丸「……っ!ぶっ!」

必死に笑い抑えたのに声でた…(笑)


仁「まだわからんのか。
本当馬鹿じゃのー」

赤「真田副部長が仁王先輩に!?
あー!!!!また騙したんスか!!??」

ようやくが赤也気づいて
さっきまで真田に怯えてた顔が
仁王の姿を見た瞬間真っ赤になって…

丸「あははははははっ!赤也っちょお!
あははははははッ!!腹いった…くくっ」

赤「丸井先輩わかってたんスか!!
わかってたなら、言って欲しかった!!」

仁「自分で気づかなきゃ意味ないじゃろー」

丸「そうだよぃ。本当おもろいなぁー」

赤「二人して…もう二人とも
大大大っ嫌いっス!!」

ダッ―

丸「あ、嫌われちまったわ。」

仁「追っかけるかの…」

二人で赤也のあとを追えば
いつも赤也がいじけてる
部室裏に隠れていった。

そっと覗いてみりゃ
木の下で体操座りして
つっぷしてる。

静かに近寄って赤也の肩を軽く叩く。

丸「赤也、さっきはゴメンな」

仁「おまんは俺らの可愛い後輩やけ
ついいじめたくなるんよ。」

丸「しかも俺らがいじめてるの赤也だけだろぃ?」

声をかければつっぷしながら
うなづく。

赤「本当…?俺のこと嫌いじゃないんスか?」

仁「嫌いじゃなか。」

赤「じゃあ俺に丸井先輩くれたら
許して上げますよ。」

……?
はぁ?

赤「ダメですか。」

いやいや、どういう流れで
そういう事に!?

仁「ダメじゃ。ブン太はあげられん。」

え?仁王くんまで…!?

丸「え、ちょっと待てよ。
どういう状況!?」

赤「丸井さんは黙ってて!」

仁「すっごく大事な話してるから。」

丸「俺にも関係あるはなしでしょ!」


仁・赤「「関係ない!!」」


理不尽すぎるっ!


end


銀色さまリクエストいただき
ありがとうございました。

そして、今申し訳ない気持ちで
いっぱいです。

なにをどう捉えたら
プリガムレッドで甘甘に
なったのか不明です。


今後も文才磨いて行きたいので
抹茶くりーむをそして薬丸を
御贔屓くださいww

本当にありがとうございました!

2012/06/10 薬丸
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