「っ待って!仁王!おいてかないで!」

どんどん遠くなる仁王の後ろ姿。
どんなに追っかけても俺の手は追いつかない。
だんだん黒い影に取り込まれてく。





「…た……ブン太?」

「っん!!……に、おう」


呼ばれた声に反応したら目の前には心配そうに
こっちを見る仁王の顔があった。

…夢、か。
ホッとして仁王に抱きつく。

「ん、ブン太どうした?」

心配して背中をさすってくれた。

それでも、無言で抱きつく俺の気持ちを悟ったのか
今よりちょと強く抱きしめてくれた。

「におう…俺から離れないで…
ずっと一緒にいて…」

「大丈夫ぜよ。俺はブン太のそばから
離れんし、離せっていわれても
離さんよ。」

「ありがとう。
さっき仁王が離れてく夢見た…」

「だからそんな甘えたなんか。
大丈夫、離れんよ」

離れないって言ってくれる
仁王はちょっと寂しげな笑顔で。

けれど抱きしめる力が
ちょっとずつだけど強くなる。

「…うん」

「たまには、悪夢もええの。
まぁ俺が居る時だけやけどな」

「なんで?」

「ブン太の可愛い顔みれるから」


そういう理由?
でも俺も
仁王の不安そうな顔みれるからお互い様かな。

気づけば、太陽はもう沈んで星が煌めいてた。


end



えーと、遅い更新で
意味のわからない短編しか
書けませんでした…
私の脳のスペックでは…



ここまでお読み頂きありがとうございます!
他の小説も宜しければどうぞ!
これより酷くないと思います!

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