「柳さーん!!」

ガバッ

「…赤也が宿題を教えてくれと
俺の所まで来た確立95%」

「っ!ばれちゃった」

へへっと笑を浮かべながら上目遣いで見上げてくる赤也。
いくら同じ大学だからと言って
毎回俺の所にくるのはやめてもらいたい。

「今日はなんだ?」

「えーと…あ!これっス!!」

カバンをガサガサ探しでてきたはくちゃくちゃのプリント。
内容をみればいつも通りで

「今回も図書室で調べられるぞ。」

「え…まじすか。」

またかよという顔をしながら
ちょっとがっかりしている赤也。

「俺も今から図書室に行くんだ。
ちゃっちゃとやって昼飯でも食べよう。」

そう言った瞬間赤也の目が輝いた。

「よっしゃ!俺、柳さんが作ったの食べたい!!」

「解った。ほら、早く行くぞ。」

遠足に行く前日ワクワクして寝れない子供の様な赤也。
そんな赤也の姿を見て少し微笑んだ。

仁王と丸井のようにイチャイチャしなくとも
俺と赤也は成り立っている。

高校から始まったこの関係のおかげで
親が結婚相手をなんども紹介するが断っていられる。

赤也が望むかぎり俺は傍に居てやりたい。

誰に言われてもな。


「柳さーん!!早く早くー!!」

俺の数m先をスキップしてる赤也。

やはり赤也と居る時間は紛れも無く俺の幸せな時間。

end!




柳さんの誕生日も掛け合わせて。

大学生にもなったのにまだまだ子供な赤也を
見守りながらも、付き合っているっていうね!

書き終えると、何に萌えたのかわかりません。
とりあえず楽しかったです。

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