あとがき

�W:Little Miss No Name  
このお話のタイトルは、実際にある海外のドールから取りました。その実際の人形の方はちょっと苦手な人が多そうな顔立ちですので検索はオススメしません。ポポちゃんみたいな目です。
この人形の設定も、今回私が設定した彼女と同じようなものです。
リトルミスノーネームは浮浪児である名無しの女の子を、お迎えした家でお世話して綺麗にしてあげて、目の下の涙つぶをとってあげる、そんなコンセプトのドールです。
前置きは長くなりましたが、�Wくんと実際にあるドールシリーズをクロスさせたようなお話を書いてみたいと思っていたので今回のお話ができあがりました。
�Wくんはこれから元浮浪者の少女を自分好みの女に仕立て上げていこうとします。まるでお人形のように愛でて、カスタマイズしていくのです。残念ながら、そこにはエゴの感情しかありません。�Wくんにとって少女は、ペットに準ずるような存在です。それを見透かしていたからこそ、�Wくん以外の家族は彼に対して冷ややかな態度をとっていました。
その後、少女が�Wくんの理想になり得たか、そうでないかはみなさまの想像に委ねるとします。