女の子と同じ部屋になりました。
今日、台湾支部に祓魔師が来た
年齢とは合致しない外見
日本人特有の黒髪
150いかない身長で振り回すのは大鎌
そんな日本支部からやってきた祓魔師こと喜多川鈴那
が、何故か俺の部屋にいる
何故…?
「おい、鈴那どういうことだ」
『す、すみませんセイリュウさん!いきなり配属になったもので、空き部屋がないんだそうです…』
「………………」
呆れてものが言えない…
来いと言ったのはこちらの支部なのに部屋が無い…
「何故お前がここにいる」
『ですから部屋がな「そういうことではない」へ?』
「何故お前は俺の部屋に来たのか聞いている」
この女には危機感というものがないのだろうか
『それはですね、支部長が当分セイリュウさんの部屋に泊めてもらえと…』
「…………(あの野郎)…」
ここにいない上司に腹を立てていると、不意に鈴那が立ち上がった
『や、やっぱり迷惑、ですよね…?すいません、夜中に。他の所行きます…』
そう言ってドアノブに手をかける鈴那
俺は何故か鈴那の手をつかんでいた
『…セイリュウ、さん?』
「他に行くあてなど無いだろう、部屋が見つかるまでこの部屋にいろ…」
少しぶっきらぼうに呟く
『いいんですか?私、ここにいて…』
確かめるように、不安そうな瞳がこちらを見つめる
「構わん、ただし部屋が見つかるまでだ」
『あ、ありがとうございます!』
さっきの泣きそうな瞳はどこへやら、ふんわりとした笑顔を向けられる
─キュン─
「?」
セイリュウは胸に違和感を覚える
第2話終了です!
支部長ってだしちゃったけど、支部長って居るの?
by結翔
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