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納豆早食い対決☆

意味不注意
※インゴ視点





「ノボリ様。」

「はい。何ですか?、インゴ様。」

「・・・コレは人間が口にして良い物なのでしょうか。」


ワタシの横にはクダリとエメットが床に突っ伏している。

こんな事になったのは、かれこれ一時間ほど前。




「ノボリ、クダリ、遊ビニキタ!」
エメットと二人で日本のバトルサブウェイに遊びに来たのは良いのですが、丁度ノボリ様が昼食をとられているときでした。


クダリ様は駅長室の端に膝を抱えてうずくまっておりました。

「ノボリ、ヒドイニオイスル!!」

「いらっしゃいまし。インゴ様、エメット様。」

「ノボリ様、昼食中訪ねて申し訳アリマセン。トコロでコノ臭いハ一体、ナンですか?」


「インゴ、エメット!!いいところに!ノボリ止めて!」

ワタシ達に気づいたのか、先ほどまでうずくまっていたクダリ様が駆け寄ってまいりました。

理由を聞くと、ノボリ様が駅長室で納豆を食べようとしていて、クダリ様は納豆がお嫌いでせめて駅長室で納豆を食べるのを止めさせたいようです。

「ナットウ、てオイシいの?ノボリ。」

「エメット様は納豆に興味があるのですか?」


「うん、インゴも興味アルデショ?」

「えぇ、まあ、」


「ブラボー、スーパーブラボー!にございまし。」
「宜しければ、食べて見てください!」

ノボリ様の目がこころなしかキラキラしてらっしゃいます。

ノボリ様は納豆が大好物のようです。


「そしてクダリ、アナタは納豆を食べれるようにおなりなさい。」


ワタシ達に向けたまた違った笑みを浮かべてノボリ様はクダリ様に向き直りました。


「じゃあ、イタダキマース!」
「食べないほうがいいよ、エメット。」

「クダリ、アナタは日本人なんですから、納豆ぐらい食べれるようになってくださいまし。」

「ムリ!無理なものはムリ!」

「・・・・・・・・・」
「?エメット、どうしました?さっきから黙ったままですが、」


「インゴ・・・サキに逝く・・・」

「!?エメット?逝くって何ですか!字がオカシイですよ!?」
「あーあ、だから言ったのに。食べないほうがいいよ、って。」


「そんなことを言っているから、納豆が食べられないのですよ!クダリ!」

「いいよ、別に納豆たべれなくても、生きてけるもん!」

「だまらっしゃい!」

そう言ってノボリ様はクダリ様の口(顔面)に納豆を投げつけました。

ノボリ様にむかって反論していた真っ最中だったのでクダリ様は勢いよく納豆を飲み込んでしまわれました。

数秒フリーズした後、床に倒れてしまわれました。


残ったのはワタシとノボリ様だけ。

これぞ危機的状況というやつです。

「インゴ様は、納豆、お好きでしょう?」

なんだかワタクシ、冷や汗が止まりません。
誰でもいいので、この状況から解放してくださいまし。


今にも納豆が飛んできそうになったその時でございました。

「ボス!何時まで昼休みしてるつもりですか!!」

いきなり駅長室のドアが開け放たれ、怒鳴り込んで来たのは確か、クラウドとかいう男。

「ちっ」

明らかな舌打ちをしてクラウドに連行されてゆくノボリ様。

その姿を見送りながら、後でクラウドに差し入れでもしてやろうと、心に誓いました。







ルル様からリク
なんか納豆早食い対決☆関係無くなってしまった。
こんな駄文でも喜んでいただけるなら幸いです。
ルル様のみ持ち帰り可
by翡翠星月

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