text | ナノ


泣き虫に告られる


「はーくりゅー!!」

声が聞こえたかと思うと、勢いよく部屋に入ってきた鈴那殿


「どうかしましたか?」


「泣いてない!?どこか怪我してない!?」


またいつものコレです…
鈴那殿が部屋に来るたびに聞かれます

「鈴那殿、落ち着いてください。どこも怪我などしていませんし、何より泣いてないです!!」


「だって、白龍はいつも泣き虫なのに頑張りすぎて色々ため込んじゃうでしょ?だから私が毎回聞くのは白龍が頑張り過ぎてないかのチェックなの。」


「毎回の訪問のたびの質問にはそんな意味があったのですね…」


鈴那殿が心配してくれている事がなんだか嬉しくて、ちょっと情けないような気がして複雑な気持ちになる




鈴那殿に心引かれるのはそんな優しさがあるからでしょうか?



「鈴那殿!!」

「ん?」


「僕の妃になってください!!」



━━━だから、僕の側に置いておきたいと思うんです━━━




甘要素消えた…
byU-DA,

prev / next

[ back to top ]



「#学園」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -