この感情をなんと呼ぼう



もふもふもふ


昼食


リゾットを食べる


言っておくが俺の名前が『リゾット』だから食べている訳じゃない


たまたまだ


もふもふもふ


あー


おいし…ガチャッ


「リーダー、仕事終わったぜ」


リゾットを食べる手を止め上を向く


向かなくてもわかるけど

プロシュートだ


「…あぁ、後で報告書をだしてくれ」


「リーダー、リゾット食べてるのか?」


「え、あ、まぁ」


「うまそうだな。一口くれ」


そう言ったプロシュートはあろうことか俺の腕を掴んで握られているスプーンの上にのったリゾットを食べた


「…うまいな、ありがとうリーダー」


にっ、という効果音が付きそうな笑顔を俺に向ける


「…っ、さっさと報告書書いてこいっ」


「おう!」


あいつはなんで俺の心を乱すんだ


息が苦しい、動悸が止まらない


顔が熱い


掴まれた腕が熱い


あぁっ!もう訳がわからない


そうして俺は昼食を再開する




この感情をなんと呼ぼう
(はっ!このスプーン間接きっ…)








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