この感情をなんと呼ぼう
もふもふもふ
昼食
リゾットを食べる
言っておくが俺の名前が『リゾット』だから食べている訳じゃない
たまたまだ
もふもふもふ
あー
おいし…ガチャッ
「リーダー、仕事終わったぜ」
リゾットを食べる手を止め上を向く
向かなくてもわかるけど
プロシュートだ
「…あぁ、後で報告書をだしてくれ」
「リーダー、リゾット食べてるのか?」
「え、あ、まぁ」
「うまそうだな。一口くれ」
そう言ったプロシュートはあろうことか俺の腕を掴んで握られているスプーンの上にのったリゾットを食べた
「…うまいな、ありがとうリーダー」
にっ、という効果音が付きそうな笑顔を俺に向ける
「…っ、さっさと報告書書いてこいっ」
「おう!」
あいつはなんで俺の心を乱すんだ
息が苦しい、動悸が止まらない
顔が熱い
掴まれた腕が熱い
あぁっ!もう訳がわからない
そうして俺は昼食を再開する
この感情をなんと呼ぼう
(はっ!このスプーン間接きっ…)
[ 3/5 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]