*バイト先の
「せんぱ〜い!いいじゃんよ〜!」
「未成年はダメっつってんだろ!」
「そこは俺と先輩のよしみで!」
隆也がアダルトビデオを借りようと レンタルビデオ屋で
バイトする先輩の啓に交渉し始めて 早10分
一向に貸してくれる気配はない
「貸して怒られるのは俺だっつーの」
「でも これが借りれないと 今夜のオカズがぁ〜!」
「ガキは妄想でもしてろっ!//」
何を言い出すのかと 思わず赤面する啓
店内には客は1人と見あたらず、隆也がニヤリと口角を上げた
「何なら、先輩が俺の性欲を処理してくれてもいいんだけど」
「…ばっ!//何言って…!///」
「先輩、もう随分と彼女いないし。人肌恋しいんじゃないの?」
確かに 啓には ここ半年 彼女はいない
部活こそやっていないが バイト三昧で 疲れきって
随分と触ってもいない
「だからといって…お前男じゃん!ないない!」
「男がなしとは限らないよ」
また、俺をからかいやがってと 言いたげな表情で
手をヒラヒラと振った
「お前、あゆみちゃん?だっけ?彼女いるのに、バイかよ?」
「そうかもね、俺 バイかも…もうAVなんかどうでもいいから先輩襲いたくなってきたし」
「はっ!?な、何言って…ちょっ近いっ!///」
カウンターに入り込んで来た隆也に
あっという間に壁際に追い詰められる
「先輩、好きだよ」
「んっ!?///」
腕を組み敷かれ 突然の告白、更に口付けをされて
啓の頭は真っ白になった
「意外とキス巧いっしょ」
「ゃ、やめろよ…//人くる…じゃなくて…ダメだって…///」
「エロい顔、余計とそそられるね」
隆也の手が下へと伸びて 下着ごとジャージを脱がし 自身を撫でられる
「っぁ…隆…や!?//」
「もう半勃ちじゃん」
「こんなの…ダメ…って…な、なぁ//」
男同士で、学校の後輩で、しかも 彼女持ち
その上 バイト先で人が来たらどうするのかと
絶対に駄目だと 抵抗を試みるが 与えられる快楽に
立っていることすらままならない
「ローション、持っててよかった」
「…!?何で持って…てか何し…!!」
「解さないと お互い痛いじゃん?」
スクバから 取り出した ローションを指にとり
固く閉ざした菊座へとぬりたくる
「っぁ…!?」
「どんな感じ?」
「気持ち…悪ィ、も…ホントにやめっ…!!」
塗りたくっていた指は 潤滑油の力をかりて
一本、二本と 飲み込まれていった
「ふぅん?ねぇ、先輩 男も中感じるって知ってた?」
「………っぁ!?」
「ここ?もう見つけちゃった、俺って天才?」
隆也の指が前立腺を掠め 味わったことのない快楽が
身体全体に伝わった
「んっ…熱い…そこ、やだっ…隆、也…!」
「カウパーたらたら、イイの間違いっしょ」
「…っぁ…」
隆也がカチャカチャとベルトを外す
「もう、いいよね。先輩、イれるよ」
「〜〜ッ……!!」
異物感と痛みに 声が出ない
状況を察し 隆也はゆっくりと浅く腰動かした
「先輩ん中…熱い…」
「っ…んっ…んん…」
しかし 中の締め付けに 腰の動きは早く深くなっていく
「先輩、好き…大好き」
「隆、也ァ…っ!激し…、痛っ、深…っ!」
「やべ…俺、もう…!」
啓の中で 隆也は精を吐き出した
2人の荒い息使いだけが 聞こえる
「何で…こんなこと…」
「先輩、ごめん」
「それに 好きって何だよ!?」
事後処理をする手を止め 怒鳴るように尋ねる
「…俺、ずっと先輩のこと好きだったんだよ」
「お前、普通に彼女いたし 今も居るじゃねぇか」
「先輩に嫌われたくなかったし 別に女の子嫌いじゃないし…お年頃って訳よ」
啓が心底呆れた顔をした
「は、馬鹿なヤツ」
「ねぇ、先輩。100M走して 俺のが速かったら 付き合ってよ」
「俺は同性には興味な…!?」
呆れ顔で喋る啓の唇を隆也が塞ぐ
「男と付き合ってみるのも悪くないかもよ」
「〜〜〜ッ!///」
END
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