瘋癲(猫と鹿)




「君は僕が羨ましい」

「僕の比類無き才能に」

「並々ならぬ嫉妬を隠してるんだろ?」

「崇めればいい」

「敬えばいい」

「君が決して得られないモノを持つ僕の崇高さに、狂おしい程の悪意を孕んでしまえばいい」

「君が幾らもがいても得られない」

「幾ら願っても叶う事のない」

「生涯に安堵する事無く死ぬばかりの」

「君の何とまぁ醜悪な事か!」

「憎いだろう憎いだろう」

「さぞ僕が恨めしかろう」

「だけどそれが僕と君との境だ」

「超える事のない、」

「『違い』」

「と、いうヤツだ」

「あああ醜いな醜いなあ!」

「いつもの澄まし顔は忘れたのか?」

「やめておけ、筋肉が可哀想だ」

「マダムポンフリーの所へ行けよ」

「きっと最高の薬を処方してくれるさ」

「認めてしまえばいいんだ」

「たった一言」

「それだけでいい」

「ほうら簡単な呪文だろう?」

「君ならやれるさ、ジェームズ」






















「『キミには叶わないよスネイプ』と、言ってしまえば楽になる」






吐き出されたのは己を許容する呪文では無く、拳から放たれるであろい爆発的な威力を願う為の、祈りの吐息だった。



瘋癲=言行錯乱、感情爆発の甚だしい物の俗称。
(僕専用の最終兵器)



セブうぜぇぇぇぇぇ(←
きっと滅多に使いもしない君呼びで嫌みたっぷりに言うんじゃないでしょうか。
不自然すぎるほくそ笑み付きで。
ていうかタイトルの「+」が小さすぎて猫鹿に見えるという罠。誰もんなゲテモノCP期待してねーよww(←
それにしてもセブうぜぇぇぇぇぇ(←
――――――
内容とタイトル修正しますた。
〜と〜に統一したいので(笑)
要らない補足し忘れた(←)けど、しゃべくってんのはセブ。聞き手はジェム。
リリーの愛情を簡単に受容する才能だけに突飛したセブを、ジェムは生涯忘れない位に恨んで貰いたい。
ジェ→リリ←セブはビロのドリーム



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