いろいろな黒死牟と夢主/鬼滅


お題ガチャ「2W1Hガチャ」さまより
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※性描写注意



【黒死牟に告白する夢主】
「あ、あの!」「何だ……」「その、えっと、あの、だから……た、食べて下さい!!」「……」「あ、いや、違……違わないけど違くて……すみません!」「ほう……違うのか……?」あんなにも熱烈な眼差しを向けていたというのに。「据え膳食わぬは……男の恥……今宵は覚悟せよ……」


【夢主の乳首を愛撫し続けたくなる催眠にかかった黒死牟】
「黒死牟さま?あの、」「……すまぬ」「はい?えっえっ?」大胆に開かれる胸元、混乱する夢主、お構いなしに顔を近付ける黒死牟。「こ、黒死牟さま……?酔ってらっしゃるの?」「酔っては……おらぬが……しかし」「あ、ん……や、」「そなたのここを……思う存分……いじめてやりたい気分なのだ」


【猫耳と猫しっぽが生えた夢主とそれを見た黒死牟】
「……」「……」「……それは……血鬼じゅ」「違います」「そうか……」「……」「……」「……もう!さっきから煩いですよ!」「何も言っては……おらぬが……」「視線が煩いです。貴方ただでさえ目が六つもあって煩いんですから自重して下さい」「すまぬ……」「……」「……」「……ああもう!なんですか!言いたいことがお有りならどうぞ仰って下さい!」「……触ってもいいだろうか」「はい?」「耳を……こう、撫でるように……」「……」「……」「……はあ、お好きになさって下さい」「ならば……遠慮なく……」(なんで私上弦の壱に撫でられてるのかな)(愛い……)


【いつもの黒死牟と記憶を失った夢主】
私は誰だろう。靄がかかったように思い出せない。暗い部屋の中、座り込んでぼんやりと過ごす日々。このままでいいのだろうか。何も分からない。「今帰った」静寂を揺らす声。「お帰りなさい」黒死牟さま。名を呼び出迎えれば、異相の彼は仄かに笑んだ。「今宵も良い子でいたか……」「はい」頭を撫でられる。大きな手だ。武骨な手。彼に撫でられるのはすきだ。「さて……腹が空いたろう……」そう言って彼は座り込むと、首元に傷を付けた。滴る赤い、赤い……堪らず唾を飲む。「飲むが良い……」その言葉を最後に私の意識は途切れる。「お前は……私だけを頼り……私だけをその目に写せばいい……」他の者などお前にはいらぬ、永遠に忘れてしまえ。そんなことを彼が呟いていたなんて、夢中で貪っていた私には知る由もなかったのだ。


【どちらかが相手に隠している秘密を白状しないと出られない部屋に閉じ込められた、黒死牟と夢主】
「厄介ですね。黒死牟殿でさえ壊せぬとは」「全くだ……」「……秘密、と」「ふむ……なるほど……」「何かあります?ちなみに私はないです」「ないのか……」「なんでちょっと不満そうなんですか」「致し方あるまい……白状……するとしよう……」「なんでしょう」「お前が好きだ」「はいは……は?」ガチャリ「開いたな……さて、行くか……」「ちょ、ちょっとま、え、何、うそ、」「どうした……何やら顔が赤いぞ……?」「う、煩いですよ……!」


【抑えが効かなくなりそうな黒死牟と激しく興奮している夢主】
「ね、黒死牟さま」「……っ、」「今宵は激しくしてもいいから……だから、ずっと、貴方を感じさせて……?」「……はあ……煽ったのは、お前だ……」「ん、あっ、」「覚悟は良いな……」「ああっ、ん……こくし、ぼう……さま、きもちい……」「っ!お前は、本当に……」明日は床から出られぬと思え。


【黒死牟と目隠ししている夢主】
「黒死牟、さま、」「……」「どちらに……ねえ、何か仰って……?」「……」「いらっしゃらないの……?黒死牟さま?……いや、こわいの、ひとりにしないで……」「……私は、ここにいる……」「あ……こく、死牟、さま、」「どうした……」「黒死牟さま……!いや、どこにも行かないで。私を置いて行かないで……!ひとりはこわいの、お願い……」「乞うのなら……お前も……私の傍より離れることは許さぬ……」「ええ、ええ、離れたりなんて致しませんから、だから……!」「そうか……ならば……約束しよう……」命尽きるまでーー永遠に。


【夢主宛てに手紙を書いた黒死牟】
届く宛など皆無である。もはやこの世におらぬ相手へ、など、無意味が過ぎる。けれども筆を取らずにいられなかったのは、理屈ではないのだ。そう単純な話ではないのだ。衝動的と言うには酷く冷静で、理性的と言うにはあまりに抑えが効いていない。きっと笑われてしまうだろう。それで良い。それで良いのだ。笑い飛ばしてくれれば良い。らしくないねと言って、安心させるように背を撫ぜて、柔らかな温もりで包んで……はっと目を開ける。書きかけの文が終わりを待っている。身に纏うは冷たき暗闇、あの頃には戻れない。最期に、紡ぐ。「愛しき人よ」もうどこにもいないと知っていた。

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