「神様はいるよ。でもね、神様は誰の事も愛さない。愛してしまったら、必ず偏りが生まれてしまうから。平等でなくなってしまうから。神様は、平等でなければならないから」「だから、貴方が愛されていないんじゃない。誰も愛されてなんかいないのよ」背負ったこどもに語り掛ける。私の言葉など届かないかもしれない。響かないかもしれない。それでも。少しでも此の子が、世界を恨んだりしませんように。幸せであれますように。