1/4 ※学パロ 「は、なせよっ…おい、ナマエ!!」 「うるせェな…少しは黙っとけって。」 バタバタと暴れるデイダラの上に覆いかぶさり、両手は顔の横に押さえつけた。 「体育館倉庫に呼び出してこの状況…過去に何度もこんなことがあったお前ならもう言わなくたって理解できんだろ?」 青い瞳にサラサラの金髪。 男子にしては可愛らしい顔をしているデイダラは、男に告白されるのも度々あった。 そしてこんな状況に陥ることも。 「なんで…なんでだよっ…!」 「………………。」 「何度もオイラのこと助けてくれたじゃねーかよ…!」 「……っ。」 …そんなの、当たり前だろ。 お前が誰かのものになるなんて、耐えられるわけがない。 ずっと、ガキの頃からずっと一緒だったんだから。 「オイラのこと…ずっと守ってくれたじゃねーかよ!」 「…デイダラ……。」 「んで…っ、こんなことっ……、」 デイダラの大きな瞳から雫がポロリ、と零れ落ちる。 俺の胸がぎゅう、と締めつけられた。 …ごめんな、デイダラ。 こんな怖くて、辛い思いさせて…。 「…ずっと…っ、大事な幼馴染みだと、思ってたのに…、」 その言葉がさらに俺の胸を締めつけた。 「…こんなときにまだそんなこと言ってんのか、お前。」 「…っ、」 「夢見んのも大概にしとけよ。」 俺は跨ったままデイダラをうつ伏せにさせる。 そして自分のネクタイを解き、それでデイダラの両手を後ろで纏めた。 「…今の俺を今までの俺だと思わない方がいいぜ。」 ワイシャツからスス、と手を入れる。 ビクッ、と体が跳ねたのが分かった。 「今の俺は、」 お前を犯そうとしてるただの雄だからな。 「…う、あ……っ、」 「デイダラ…感じてんのか?これから犯されるってのに?」 「ち、違っ、」 「淫乱。」 デイダラの耳朶を優しく噛むとその度にビクビクとする。 顔が見たくなって俺は仰向けにさせた。 「顔真っ赤じゃん…なに?感じちゃったのが恥ずかしいの?」 「……っ、」 「しょうがねェよ、俺上手いから。」 嘘だ。ヤッたことなんて悲しいけど1度もない。 女なんて欲しいとも思ったこともない。 理由なんて単純だ。 「ま、諦めて俺に処女捧げちまえよ。」 「や、やめろよ!ナマエ、頼むから!」 「怖がんなって。安心しろ、優しくしてやっから。」 往生際悪く暴れるデイダラ。 俺はお構いなしに顎を強く掴んだ。 「もう…黙れよ。耳障りだ。」 「…う、」 「痛くされたくないならな…じゃ、いただきます。」 あ、と口を開けて唇に噛みつこうとしたとき。 「デイダラッ!!!!」 あァくそ。 やっとお出ましか。 [*前] [次#] |