昼休み、俺は壱と屋上で昼食をとっていた。
壱は俺の可愛い彼女だ。
「なぁ、壱。」
「ん?」
「例えば、俺が野球よりお前を優先したらどうする?」
壱が口をポカンと開けて一時停止している。
あ、箸からおかずが落ちた。
「は?何?どうかした?頭でも打ったの?」
「いやいやいや、打ってないから。」
「じゃあ、なんでそんなこと聞くの?」
「まぁまぁ、とりあえずどうする?」
「別れるけど。」
間を置かずに答えた。
そして弁当に集中し始めた。
「なんで?」
「なんでって、だって私、野球してる慎吾のことを好きになったんだよ?」
「うん。」
「野球に熱心に打ち込んでる慎吾が好きなんだよ?」
「うん。」
「知らなかったの?」
「知ってたよ。」
じゃあなんで?という風に壱は首をかしげる。
「準太の彼女ってかもう元カノか、そいつがさ、私と野球どっちが大事なのよとか言ったらしいんだよ。」
「へぇ。」
「で、準太は野球って答えたんだと。んでビンタされてさようならだと。」
「ふぅん。」
壱はぱくりとから揚げを口に運んだ。
「ってゆうのを聞いて、俺の彼女様はどう思ってんのかなと。」
「なるほど。」
「俺って壱みたいな彼女もてて幸せだよなー。」
「なんで?」
「だってお前俺のことすごい理解してくれてんじゃん。」
「だって好きなんだもん。」
「………。」
思ってもなかった答えに俺は固まる。
「好きな人が一生懸命にやってる事って応援したいじゃん?」
なんて言いながら綺麗に笑うもんだからきゅんとなる。
男でもきゅんってするんです。
「慎吾、真っ赤ー!!」
ケラケラ笑う壱が可愛くってギュッと抱きしめた。
「ほんとにお前と付き合ってよかった。」
「そのかわり、引退したらおもいっきしかまってもらうからね。」
なんて言いながらすり寄ってくるもんだから可愛くって仕方がない。
あぁもう!!
すっげぇ幸せ。











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ほとんど会話文って^^;
文章力ないなぁ…
精進します!!

回遊魚


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