ただ今、榛名に恋愛相談中です。
人選ミスってないかって?
ミスってなんかないですよ!!
「お前さぁ、オレなんかに話してねぇで勇気だしてその好きな奴だかに話しかけりゃいいじゃんか。」
なんてめんどくさそうに榛名が言った。
だから私は言ってやったんだ。
「今、あらんかぎりの勇気を振り絞ってんですけど?」
「は…………。」
榛名の顔がだんだんと赤くなっていく。
「まじ?」
「まじ。心臓がさっきからうるさいんだー。」
なんて言ったら榛名が口元を押さえだした。
「やべぇ、にやける。」
その言葉に一段と私の心臓は早鐘を打つ。
「榛名。」
「あ?」
「好き。」
「おぉ。でもよ、オレ、そんなに俺様か?」
「うん。史上まれにみる俺様だと思う。で、榛名は?」






「好きっつーか、冴木の話す好きな奴に嫉妬しっぱなしだったっつーの。」





あぁ、なんという幸せ。
「オレ、バカみてーじゃんか。」
「バカな榛名も好きだよ。」
「うっせ。」
そう言った榛名に腕をひかれ、バランスを崩したと思ったら私は榛名の腕に閉じ込められていた。





フェイント





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回遊魚


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