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八田美咲


昼のバイト終わりの美咲を迎えに行った猿と夢主。猿比古吠舞羅時代。



「本日誕生日だけど、何で美咲そんな凹んでるの?」
「尊さんに近づくのは良いが尊さんよりも早く祝われるのが複雑なんだと」
「猿くん解説ありがとう」

「美咲ー元気ー?バイトおつかれー吠舞羅行ける?」
「名前で呼ぶな……元気はあるが尊さんにどんな顔向ければ良いのかわからねえ……」
「普通に祝ってくれてありがとうとか言っておけば良いじゃん。去年もそうしてたでしょ」
「……だって猿がよぉ……、月一で祝うとか有り難み薄れるって……」
「伏見くーんちょっとお話し良いですかー?」
「お断りします」
「チッ……八田、良い?尊さんはな?毎日が日曜日なんだから、月一でパーティやるぐらいじゃないと日付感覚壊れちゃうんだよ。パーティやって大変なのは草薙さんなんだから、気にしなくて良いんだよ」
「そうか!いやでも草薙さん大変なのはな……」
「それ気にするなら何か料理持っていけば良いじゃない」
「そうか!店長になんか持ってけないか聞いてみるわ!ありがとな!先吠舞羅に行っててくれ!」
「はーい」



「凄えな、吠舞羅のツートップに喧嘩売った」
「猿くん黙って」
「録音しました」
「端末ぶっ壊してやる」
「クラウドに保存されてるんで無駄ですよ」
「……誕生日が皆祝ってもらいやすい夏休みの7月だからって嫉妬しちゃって。11月はそりゃ皆忘れやすいけどさ、ちゃんと祝ってくれるよ?」
「俺がそんなことでやったと思ったんですか??」
「じゃあ何?逆に皆に祝われてて楽しそうな美咲に苛ついた?」
「……」
「おっ、黙った。図星……いたただだだ、ちょっ、ギブギブギブ!!!」

誕生日おめでとう。
久しぶりだったけど、スラスラ書けました。
やはり美咲と猿は書きやすい。
2019/07/20 15:04