今回の梅ちゃんに関しましては、私なりに梅というキャラクターと向き合った結果になります。
原作の本編はガチガチのバトル物で、梅ちゃんは堕姫という名前で炭治郎たちの前に立ち塞がります。
そんなキャラクターをただの良い子にできるのか。
何故彼女は鬼になったのか。
生まれ変わっても彼女は妓夫太郎の妹になるといって地獄に落ちました。そしてキメツ軸でも二人は兄妹です。
現代日本が舞台のキメツ軸なら、少なくとも本編よりも彼女たちは辛くないはず。生きる為に命を賭ける必要も、美貌で男から金を巻き上げる必要もない社会で育った二人です。

だからこそ、彼女の素を出した上で友達と談笑したりする姿が書けるのではないでしょうか！！！
※ここでの彼女の「素」とは本編遊郭編で見せた性格のことを指します。

死ぬ間際の回想も炭治郎に切った美しい私最高演説も全部含めて彼女なんです。
妓夫太郎がいなかったら梅ちゃんには別の人生があった？そうかもしれないが、梅ちゃんは妓夫太郎から絶対離れないから無意味な仮定。
だったら、キメツ軸でも多少性格ひねくれてても良くない！！！？？？
こうなったら卵が先か鶏が先かの話ですよもう。妓夫太郎がいたから素直な性格が捻くれたのか、素直な性格だから妓夫太郎と一緒にいると約束したのか。どちらも真なんですよ。


いやわかるんですよ。
キメツ軸は優しいご都合世界だから全員良い子が良いとかうん。
でも！！私は！！梅ちゃんには悪役張れる女の子であってろしかった！！！
という理由で私の書くキメツ軸の梅ちゃんは性格がちょっぴり悪いです。
キメツ軸なんだから全員良い子が良いって人はごめんね。ほんとに。でも先述したとおり、本編時空よりは生きやすい世界なので、マイルドになってます。
妓夫太郎出番無くてごめんね。登場予定はある。


この話書くにあたって遊郭編読み返したんですけど、まじで敵として堕姫&妓夫太郎って最高の性格の悪さですよね。どうしようもない童磨や狛治の残骸猗窩座、紛うことなきドクズの半天狗、色物枠の玉壺。ワニ先生クズのレパートリー多過ぎませんか。最高。話が逸れました。
とにかく、人間味溢れてるんですよ。美しい人間しか食べないとか、美しい私は何をしてもいいとか驕りまくってるところとか、そのくせ首斬られたらお兄ちゃんと泣きわめくところとか。間違いなく悪いやつなんだけどどこか人間味がある。
そこが大好きで、キメツ軸になってもそこだけは譲れなかったんです。これ作中でも言ってますが、「世間になんて負けてたまるか」を全力でやるところが良い。最期に死にたくないよおって言うところも良い！
生に執着できる人生ならぬ鬼生だったんですね。
自分を傷つけられるものなら傷つけてみろと、人だった頃の復讐にも見えて大好きです。だって鬼になったのなら別に吉原にいなくても良いじゃないですか。原作でも言われてるように利点も多いけど不都合も多い。上弦なんだから縄張りを変えても良いのにそうしなかったのは、吉原を知っているから以上にもっと別の感情があったからではないでしょうか。そのあたり想像したりするともう楽しいですね！

ところでこの二人鬼にしたのが童磨ってのが一番アレなところなんですけどね。なんでお前が目をかけた鬼は出世して猗窩座殿がスカウトした鬼は全員死ぬんだおかしいだろファンブック。あれか、猗窩座殿は女を優先的に食えとかそういうアドバイスできなかったからか。



完全に堕姫語りになってしまったのですが、まあ一応夢主の方にも触れておきます。

そろそろ振り落とされる人も出てくる頃ではないでしょうか。え、一話目からキツい？知らん。

プロットではもう少し軽症だったんですけどね。物語書いてるうちにどんどんキャラクターが動き出すというのはよくあることです。ただし夢主は原作にない異物なので、原作を壊さないように注意はしてます。
ただね、うちの夢主って全員手綱取るのが本当に大変でして。一番マシなの千晴じゃないかな。シロ夢主の。いやでもあの子無色の王に取り憑かれたわ。いい加減続き書いてあげたい。
また話が逸れました。
とにかく、夢主がいつも通り暴走しました。暴走というか掘り下げていくうちの症状悪化。
完全に手綱取りきれなかった私の責任です。
ただ私、原作レイプに繋がるなら兎も角、夢主というキャラクターの個性が立つ事に否定は唱えません。
夢主＝オリジナルキャラクターでやってるので。
というわけでこれからもガンガン手綱離していくんで、一緒に落馬しながらいきましょう。よろしくおねがいします。