諸葛誕



ツイッター、寿晃さんは、「夜の部屋」で登場人物が「手を繋ぐ」、「アルコール」という単語を使ったお話を考えて下さい。より。


夜の緞帳が降りて、星々はさざめき宝石をぶちまけた様に静寂に包まれていた。諸葛誕と飲むアルコール度数の強い酒は少しずつだが、体を蝕んでいた。理性は残っているものの酔いは回る物である。次第に話題は途切れてきてそれとなくいい雰囲気に成っていく。だが、元来押しの強くない諸葛誕は何もできないでいた。隣にいる彼女に対して何も出来ないのだ。しかし、遂に諸葛誕が動いた。膝元に置かれていた手を繋ぐという、幼稚な子供っぽい物だったが。「今日はどうか、私と過ごしてくれ」この殺し文句だけで撃ち殺されるのだ。

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