ずっと一緒にいられるよね



とてつもなく寒い北海道の冬だけど、

そんな冬も嫌いじゃないんだ



だってあなたが側にいるから────


放課後はサッカー部のグラウンドに行く

これが私の日課

だってサッカーしてる時のあなたが
一番かっこよくて、
一番キラキラしてて、
一番好きだから

「喜多海くん──…」

そっと呟く

当たり前だけど返事はない

でもあなたの名前を呟くだけで幸せになれる

不思議だね



休憩時間になると
周りの女の子は一気に走り出す
それぞれ思いを寄せる人に向かって

私はそんな勇気もない
緊張しちゃって上手く話せないし

(あれ?喜多海くんがいない?)

ちょっと目を離したらどこかへ行ってしまったようだ




「ねぇ、いつも来てるけどなんでずっと立ってるだけなんだべ?」

ふいに後ろから声をかけられた
初めて聞く声なのに
誰だかわかったんだ

「え──…?き、喜多海くんッ!?//////」

「俺の名前知ってるんだ」

「あ、えっと…その…ι////」

変に思われないかな…

「俺も知ってるべ、君の名前。名前名字さんだべ?」

「え!?な、んで知ってるの!?////」

「いつも来てるから?」

喜多海くんはイタズラっぽく微笑んだ

「あ、今日も練習終わるまでみてるべ?」

「うん/////」

「じゃあ、一緒に帰ろうよ」

「は…?//////ι」

思考停止。
喜多海くんが一緒に帰ろうって言った!?

「嫌だ?俺名前さんに聞きたいことあるんだべ」

「い、嫌じゃないです!//////」

「じゃあ待ってて!」

そう言って喜多海くんは走って練習に戻った


(この状況は何…?)

喜多海くんがいきなり話しかけてくるとか!
しかも名前知ってるとか!
更に一緒に帰ろうとか!
色んなことが一気にあって頭パンクしそうだ!

一番気になるのは

────俺名前さんに聞きたいことあるんだべ

(聞きたいことって何だろう…?)
「ごめん、待たせて」

「ううん、全然!////」

喜多海くんが微笑む

喜多海くんの笑顔をみると胸がきゅんってなるんだ

「じゃ行くべ」

「うん////」

喜多海くんといると緊張する
きっと私の顔はすごく紅いんだろうな

「名前さんってサッカー部に好きな人がいるの?」

「え…////あ、う、うん//////ι」

バレたらどうしよう…

「それ、俺だったらもっとサッカー上手くなるかもな」

喜多海くんが呟いた

今、なんて…?

「き、喜多海、くん?//////」

「名前さんには好きな人がいるから、迷惑かもしれないけれど、」

喜多海くんは急に立ち止まった

「俺、名前さんが好きなんだべ」




「…え?////ιき、喜多海くん今好きって…言った…よ、ね…?////」

喜多海くんが少し照れくさそうにに頷いた

「えぇ!?//////わ、私なんかがッ!?//////」

「名前さんが好きなんだべ、やっぱり迷惑だべ?」

喜多海くんは少し寂しそうに言った

「そんなっ私もっ!き、きき喜多海くんが、す…好きなんだ///////」

「本当に!?俺、すごくうれしいべ!////」

喜多海くんが無邪気に笑う
嘘みたいだ
今日はエイプリルフールじゃないよ?
まさか今日初めて話したのに両思いなんて…

「これからどうぞよろしくお願いします//////ι」

「絶対幸せにしてやるべ!」

(喜多海くんっていつもクールなイメージもあったけど、
こんな無邪気な子供っぽいところもあるんだ)

普段からは見られない彼の姿をみて嬉しかった

ぎゅっ


「喜多海くん!?//////」


「俺、ホントに嬉しいべ」

(喜多海くん…近いよ…!//////)

そろそろパンクしそうだ

どうしてずっと思いを寄せてきた人がこんなに近くにいるんだろう

「喜多海くん…////」

喜多海くんの鼓動
喜多海くんのにおい
喜多海くんのぬくもり

(私幸せだな…)


ぎゅうー


喜多海くんがまだ離してくれない

「き、喜多海くん…!?//////ι」

「あ!ごめん!////」

喜多海くんがパッと離れた

「ううん!////ιその…私も嬉しいよ…!//////」

喜多海くんはニコリと笑って私の手を握った

「喜多海くん…大好き」

そっと呟く

喜多海くんの顔が真っ赤になってるように見えたのは気のせいかな?




ずっと一緒にいれるよね
(俺も大好きだべ)(二人ならケンカしても大丈夫だよね)



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なんかまとまってない気がします…
本当に申し訳ないです(泣)

こんなんですが、永樹様へ!
これからもよろしくお願いします!

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