朝の訪問者 時がたつのって結構早いですね。もう転校当日です。 私が起きた時刻は朝の4:30。どんだけ早起きしたの?流石過ぎるわ。そして準備も万端。弁当だって作ったぜ。 ……あれ?てか私、立海の場所知らなくね? テストは最寄の学校で受けたし。 ―だって 今更どんな顔して あなたのことが〜 あ、メールが。因みに着メロはAKB48 フレンチキスのカッコ悪いI love you。スケダン第一期OP!AKBが好きなんじゃない、スケダンが好きなんだ! …って、メール誰からだろ。 ―From 精ちゃん 精ちゃん…?てことは…やっぱり!立海って従兄の幸村精市君が通っているところじゃないですか。…あ、メール。 神流久しぶりだね。 立海に来るんだって? 何で言ってくれなかったんだい? どうせ道わからないでしょ。 迎えに行くから家にいなよ。 ナイス!さすが魔王精ちゃ「誰が魔王だって?」 「精ちゃん!?どうやって家に入ってきたんd「幸村、お前さんどうやってカギ開けたんじゃ」」 「秘密だよ」 そうですか秘密ですか。てか早くね?来るの早くね?後、後ろの銀髪さんは誰? 「ちょっと仁王、神流が驚いてるじゃないか。後早くないよ、もう六時だから」 「お前さんのせいだと思うんじゃがのう」 どっちもだぞコノヤロー。てかもう六時?時間たつのホント早い。 あと心を読むのはやめてください精ちゃん。 「ふふ、どうしようかな?」 コノヤロー。 「で、精ちゃん。後ろの銀髪さん誰?」 私が銀髪さんを見てると精ちゃんはにっこり笑った。 「君もでしょ。後ろの銀髪は俺の部活仲間の仁王だよ」 君もだよとか。マジやめて。バレるじゃないか。男装したりするとき楽だから隠してるのに! 「仁王雅治ナリ。お前さん何所かであったことなか?」 「え?うーん…」 どこかで見たことある気がする。 「神流」 精ちゃんが耳元で言った。 「あれだよ、神也の一目惚れ相手」 「あ、あーーーー!!!……そっかあ、この人かあ」 「うお!?いきなりなんじゃ。…で、会った事ある?」 「いや、私は見たことあるけど…仁王先輩はないんじゃないかな?髪、金髪じゃなかった?」 「あー…黒ではなかったナリ」 「あ、でも精ちゃんに会いに行ったりはしたからその時かなあ…?」 「そういえばお前さんどことなく去年の全国大会でぶつかった女子に似とるのう」 まさかの覚えてる感じ! これは言った方がいいのだろうか?それは私の姉ですと。 助けて精ちゃん! 「言わなくていいよ」 よし。心にしまっておこう。 それにそのほうが面白そう。私のこういうところは「精市似だね」ってよく、姉さんに言われたなあ。精ちゃんも絶対面白がってるよねー。 「そういえばその髪何?」 精ちゃん、笑顔が怖いです。 「後、眼も」 「カラコンにヅラです(小声)」 「ふーん…?」 ふーんておま…って時間! 「ねえ、こんなに早く来たってことは部活あるんじゃないの!?」 「あ、忘れてた」 「おい!」 はッ、思わず突っ込んでしまった。 「早く行くぜよ、真田に怒られる」 「大丈夫だよ、俺がいるから」 弦ちゃんの上に立つなんてさすが精ちゃん。 「弦ちゃん…!ククッ…お前さん真田と知り合いなんか?」 「あれ?口にだしてた?」 「おん」 「ほら、喋ってないで行くよ」 「はーい」 私は二人に大人しく付いて行こうと思います。 (そういえば精ちゃんたち何部なの?) (やだなあ。テニスに決まってるでしょ) (本当!?私マネやりたい!) (いいよー) ((…ノリが軽すぎるぜよ)) (わーい!) ←→ BACK/HOME |