上から目線なお隣さん! 現在地、自分の部屋。 天気、晴。 カーテンの隙間から入る日光の光がまぶしい。 今日は休日なため、のっそりと洋服に手を伸ばした。 さて、と。 こんな晴れた日は、買い物に出かけるしかないよね! 「一人で?寂しいね」 別に寂しくないし。 さーて、今日は最近できたショッピングモールにでも行くか。 「ふーん。一緒に行ってあげてもいいよ?」 わー有難う、さすが周助君やっさしーい☆ って、 「うわあああああ!!!?」 「ん?どうかした?」 「い、いつからそこに!?」 後ろを振り返るとなぜかお隣さんの周助君が。 「神流が『さて、と』って言った時ぐらいからだよ」 「え、私声に出した記憶がないよ」 「それはまずいね」 ニッコリ笑う周助君は確信犯だ。 コノヤロウ。 「ほら、例のショッピングモール行くんでしょ?早くしてよ」 「うぃーす」 まあ、一人で行くよりかは楽しいよね! と、思ったんだけどさ。 「神流にはその服は似合わないでしょ。こっちの方がいいんじゃない?」 「えーでもー」 「ね?」 「…はい」 良い洋服見つけてもなんか全部却下される! え、私にそんなに似合わないか!? て言うか、笑顔が黒過ぎてロクに反論できねえ! 「ふう。まあ、こんなものか」 「え、周助君?何その大量の服」 思考に浸っている間に周助君の手元には大量の服が。 しかも、全部女物。 「神流の服に決まってるじゃない。神流があんまりにもセンス悪いから」 「ひど!」 センスが悪いは無いだろ…。 さすがの私でも傷つく。 「ほら、行くよ」 「うわ、待って!」 周助君は一人でレジへ向かって行く。 払うのは私なんだから周助君が行ったって意味ないでしょーに! 「合計で5645円になります」 「ああ、はい」 結構安いな。 この量でその値段は…。 お金を出そうとすると横から手が伸びてきた。 「6000円からお願いします」 「はい」 …勿論それは、周助君で。 なんてこった。 「なんだかんだいって、それ全部僕の趣味だしね。特別だとは思わないでね」 「あ、うん」 なんで、って疑問が顔に出ていたのか説明してくれる。 特別って言うのの意味は分からないけど、まあ、たまには振り回されてみるものなのかもしれない。 楽しそうなお隣さんの顔が拝めるかもしれないよ。 不二君HappyBirthday! てことで不二君夢。 久しぶりにお題から。お題は上から目線な彼のセリフです。 全部使ってないので続くかもしれない。 thanks:確かに恋だった BACK/HOME |