お仕置き


ある日の夕方。


あー…今日もいい天気だったなぁー。洗濯物もよく乾いたし」


所帯じみたことを呟きながら洗濯物を取り込む。
そこに沖田がやってきた。


「あれ、何してるのなまえちゃん?」
「見ての通り洗濯物を取り込んでいる所ですよ。…沖田組長は巡察帰りですか?」
「違うよ。壬生寺の境内で子供たちに遊んでもらってたんだ」
「え!巡察に行かれなかったんですか?…斉藤組長が探していましたよ」
「げ。一君かぁ…。どうせ土方さんにも報告してるんだろうなー…。面倒くさい…」
「面倒って…自分が悪いじゃないですか」
「あ、そーだ」


沖田はそう言うとなまえを見て不敵に笑った。
なまえは危機を感じて逃げようとするが時既に遅く沖田の腕に包まれてしまった。


「く…組長?」
「組長じゃない。総司、でしょ」
「そ…総司さん」
「この前も同じことして…学習しないよね。お仕置きがいるな」
「お仕置き…ですか?」
「僕の代わりに土方さんに怒られてきてよ」
「え!!」


なまえはそれを聞いて顔が真っ青になった。
沖田に必死に抗議するも“自分が悪い”の一点張りで聞き入れてもらえなかった。


そしてなまえは副長室への道で沖田が言ったことは絶対守ることを誓った。






 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -