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カンイン「…俺の事'も'、好きだろ?」


マキ「…。」


カンイン「俺は…」






日本人の父と離婚した母が、
『韓国の実家に戻る』
と言うまで、母も日本人なんだと思ってた…


一度も会った事のない、祖父母

話せない、韓国語



当時 中学生だった私は、親権が母だからと、韓国に連れて行かれた





祖父母の家は、大きな一軒家で、一見しただけで、資産家なんだと分かった

一人娘の、一人娘な私は、祖父母にとても可愛がられてるのは、ちゃんと感じていたが、
言葉や風習の違う家では、気持ちが休まらなかった…



『ハングルを理解するまで、学校にも通えないから』
と、家庭教師やマナー講師を付けられた

怖い家庭教師がトイレに行った隙に、私は窓から逃げた





マキ「う〜ん\(^^)/…やっぱり、外の空気は気持ちいい〜♪」



だいたい、学校だって一時間に一度は、休憩があるっつーの!

しかも、今日は土曜日だぞー
(」゜□゜)」


母や祖父母は好きだけど、こんな生活が続いたら、やっていけないかも…(T_T)



イトゥク「大丈夫?」



えっ?



イトゥク「泣いてるけど、大丈夫?」



目の前に、美少年の心配そうな顔

と、取り巻き女子 数人・・・が、睨んでる(・_・;)



マキ「あっ、大丈夫です。お構い無く…あなたは、集団デート(?)にお戻り下さい。」



…取り巻き女子が、怖いから
(;゜Д゜)ガクブル



イトゥク「集団デート??…フフッ、違うよ。彼女達は、僕の追っかけ。」



左様ですか(-.-)
美しいと、大変ですね



イトゥク「僕、この子を家まで送って行くから、君達は、もう帰ってね。…じゃあ、また月曜日に、学校でね。」



女子達「は〜い。」



…随分と、あっさり帰るんですね
本当に、追っかけかよ

‐1‐


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