You
マキ「今日も、素敵なゲストが来てくれました。
SUPER-JUNIORのイケメン担当の、チェ・シウォンさんです。
ようこそ、お越し下さいました。」



―パチパチパチ



マキ「いや〜、いつ見ても、イケメンですね〜
…何でも、またドラマの主演をされるとか?」


シウォン「そうなんです。今度の僕の役は……」






マキ「お疲れ様でした〜また来週、お願いします。」


スタッフ「お疲れ様です。」



挨拶は基本だから、ラジオ局を出るまで、誰にでもする



私は、イ・マキ‐28歳。

【週刊SMEラジオ局】というラジオの、パーソナリティーを8年勤めている。

勿論、見えない方のラジオで、収録だ

毎週、必ずSMエンターテイメント所属のアイドルが、ゲストで出演するから、程々に人気番組らしい






8年前、1ヶ月ボイストレーニングをして、また社長室に呼ばれた私は、歌手デビューではなく、
SMエンターテイメント専用ラジオの、パーソナリティーに抜擢された…


30分の番組だが、同じ内容を、3か国語で録り直して、それぞれの国のラジオで流す

ニュアンスが違う言葉もあるが、まだ、クレームは無い


ラジオの収録が無い時は、希望者限定で、日本語&中国語の講師をしてる

1人一時間で教えるが、大半は、悩み相談をしに来る…

私が、練習生だった事を知ってる人も多いし、仕方ないのかな…?



今の生活に、不満は無い

デビューした人達は、ペンに四六時中、追い掛けられる生活と引き換えに、名声を手に入れた

私には、そんな生活は無理だ(苦笑)



両親も、兄二人が会社を継ぐからと、私は自由にさせてくれてる

結婚は、して欲しいみたいだけど(苦笑)
…はっきり言わないけど、遠回しに?(笑)



…好きな人は居るけど、手が届かない、アイドルになっちゃった…


たまに、ラジオに出演する時は、いつも緊張する

気持ちがバレないように、振る舞うのが、大変だ…

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