「今日お前さんを呼んだのは他でもねえ、
お前さんじゃねえと出来ねえ頼み事があるからよ」
「わ、私めに・・!」

何と、
何とそのようなお役目を・・。

「で・・ですが・・私めは愚図な娘にございます・・お館様のお頼み事、断る道理はございませんが、やり遂げられるか・・」
「大丈夫だ、お前さんならきっと出来るさ」

私の好きな笑顔でまた笑われました。

「頼み事ってのはあな、ごちゃごちゃ言うのは性にあわねえからまとめて言うぞ。聞いて驚くなよ」
「は・・はい・・!」

どのようなお役目とて、お館様直々に私のような者が選ばれたと考えただけで胸は高鳴りました。
やり遂げなければ、
ご期待に沿えるようにと思った私の心はすぐに負けそうになったのです。


「うちの息子のシカマル知ってるだろ?
あれが近日里抜けっから代わりにしばらく影武者として俺の息子になってくれや」







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