久々…と言っても1週間ちょっとだが会えない日々が続けば恋人に触れたい気持ちも自然と高ぶるものだ。


「ユーリ…いい?」


フレンはすっかりその気でユーリをそっと押し倒したのだが、押し倒されたユーリの表情は微妙だった。


「…なあフレン。やっぱさ、今日はやめるってのは無し?」
「えっ、なんで…」


てっきりユーリもその気になっていると思ったのに。ユーリは久しぶりに会ったフレンに触れたくないのだろうか…。


「ユーリが嫌なら今日はしないけど…」
「そうじゃなくてさ、フレンは今日帰ってきたばかりで疲れてるだろ?別に明日も会えるし今日ぐらいゆっくり休めば良いのに」


どうやらユーリはフレンの体調を心配してくれてるようだ。それは嬉しいが、今はそんなに理知的な事を考える余裕がフレンには無かった。約1週間ぶりのユーリが目の前に居て手をださない程自分は淡白な人間ではない。ユーリにも抗えない恋人に触れたい欲求は無いのだろうか。


「僕が疲れてる理由はユーリ不足のためだ。だから一刻も早くユーリに触れたいよ。お預けにされる方が辛いんだけど」
「うっ…で、でもやっぱり無理すんのは…」
「それに君の方は良いの?ここでやめてしまっても…」


「本当の事言ってよ」とフレンが耳を甘噛みしながら囁けば耳が弱いユーリは顔を真っ赤にしてじたばたもがいた。しかししつこく言わせようとすれば遂には観念してぼそぼそ口を割った。


「俺だってフレンに触れたい…」


今日は素直な気持ちを教えて欲しいと頼んだからか、随分ストレートに言ってくれた。言った後自分の発言に照れるユーリはとても可愛いらしい。


「良かった!じゃあ遠慮なく続けるね」
「後で倒れても知らねぇからな…んんっ」


がっつきたくなる気持ちを抑えてまずはユーリにキスを1つ。そしてベッドに押し倒したユーリの全身を改めてじっくり眺めながらフレンは目を細めた。


「その格好大胆だよね」
「へ?あっ、いやこれは…」
「綺麗な脚をこんなに出してYシャツのボタンもろくに留めないなんて…誘ってたの?」
「そんな事俺がするわけねぇだろ。というか別に脚綺麗じゃねぇし…」
「そうかな。まあそんな格好してたら襲われても文句は言えないよ」


元々フレンに比べて肩幅が足りない上にボタンを全部留めるのが嫌なユーリは胸元を大きく開けて綺麗な鎖骨や肌を惜し気もなく見せていた。そしてシャツの隙間からちらちら現れる下着とそこから伸びる白く細い足はどう考えてもフレンを誘惑してるようにしか思えない。

フレンが誘惑のままに脚に手をのばしてすべすべした触り心地を味わっていると、暫くして痺れを切らしたユーリがフレンの手を掴んだ。


「フレン、焦らすな…」
「露出してるんだから触っても良いだろ?」
「どんな理論だよ!しかも手つきがいやらしくてエロ親父みてぇ…」
「エロ親父って…地味に傷つくんだけど」


年下でしかも恋人のユーリに言われるとぐさっと心に突き刺さる。これでも油断して太ったり言動が親父臭くなったりしないよう日々陰で努力しているのだ。

少し拗ねたフレンがいきなり下着ごとユーリの股間を掴んだ。


「んぁっ…ちょっ、いきなり過ぎるだろ!」
「焦らすなって言ったのはユーリだ。それにどうせ僕はエロ親父だし」
「拗ねるなよ……っく、あぁ」


ユーリの唇から漏れる声を聞きながらフレンはやわやわとユーリの下着ごと揉む。急に与えられた刺激を喜ぶかのようにユーリの自身が面白い程どんどん堅くなるのがわかる。


「フレン…あっ、あぁ…」
「気持ち良い?」
「ぁっ……早く脱がせ、て…」


膨らんだユーリ自身は窮屈そうに下着を押し上げている。先端から蜜が溢れ少々下着にシミを作っているのが様子が卑猥だ。


「うーん、でも勿体無いんだよね」
「なにが…?」
「そのシャツと下着姿があんまり似合ってるからどうしようか悩んでいるんだ。とりあえずこのまま1回イく?」
「やっ、ふざけんな…」


フレンがシミの中心をぐりぐり刺激すれば下着の中身がびくびく動いて更に勃ち上がっていく。


「下着越しに君のものの形がはっきり浮き上がってきてるね」
「…はっ……あん、馬鹿フレン…」


ちょっとアレな言い方するなら見事なテントを張っている。面白くなったフレンは指でつっいたり、下着を引っ張ったりユーリ自身と戯れ続けた。


「は、んっ、おま…遊ぶな…」
「だって楽しいんだ」


自分の手の動きで簡単に喘ぐユーリに夢中なフレンだったが、そろそろユーリが可哀相になりイかせてやろうと本気で手を動かしはじめた。


「フレ…ひあっ、ばっ……ほんとにイっちまう…」
「僕は別に止めないよ」
「ああっ、も…イくっ…あぁぁっ」


最後まで嫌がったユーリだったがついに堪えきれず下着を履いたままイってしまった。


「はぁっ、はぁ…っ……最悪…」
「気持ち良さそうな顔してたじゃないか」


くたりと力が抜けたユーリの脚を持ち上げ下着を完全に脱がせてやる。当然ユーリの下着も下半身もユーリが放ったものでべちゃべちゃになっているわけで…。


(うわっ…)


どろどろになったユーリの姿はまるで既に何回もやった後のようだ。つーっとユーリの下半身と下着の間を結ぶ糸にフレンの目はくぎづけだった。


「凄い…」
「どっかの誰かさんのせいでな…」


フレンにじっと股間を眺められて恥ずかしくなったユーリは思わず脚を閉じてしまった。


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