※いろいろと捏造 蓮井くんの一人称は「わたくし」と思って書いております ************* 俺こと姫川竜也の専属執事は可愛くない 年齢を聞くとうまい具合にはぐらかされてしまうため詳しくは知らないが、俺が記憶してる時点で外見がほぼ変わってないから年上なことには間違いないだろう。 ……いや、外見が変わってないってのはそれはそれで怖いが… 外見もさることながら、頭もよく外国のどっか頭の良い学校をでてなんか凄いのを取ってるらしい…そんなわけで俺の家庭教師みたいなことをしてもらってたりする。 そして運動もでき、柔道剣道空手などをかなり上の段で取得しており、出来ない運動を探す方が大変らしい彼は俺のSPでもあったりする つまり執事兼家庭教師兼SPという天から二物も三物ももらったような奴の名を蓮井という。 「竜也様、そろそろ起きて下さらないと学校に遅刻してしまいます」 「あぁ?…別に良いだろ、あの学校で遅刻もくそもねーよ」 「ですが…」 まぁこいつが俺の世話を全部親達から言いつけられてやってると知ってるが…あいっかわらず命令には絶対なんだな。 と、俺はちょっと困ったようにする蓮井の腕を思いっきりひっぱってやってベッドに引きずり込み、押し倒す。 「じゃあ…学校では教えてくれないようなコト、教えてくれよ。もちろんベッドの上でな…それならいいだろ?」 …とまぁ、ここまでが順番は違えどだいたい毎朝やってることなんだけどな。 なんか面白くないんだよなぁ、俺が学校行かないと言うと困ったような顔をするこいつが 「竜也様…毎回毎回思うのですが」 おいなんだその人をちょっと憐れんだような目は…俺はお前の――― ―――ご主人様だぞ、と確かに言葉には出してなかったが俺が最後まで言う前に視界が反転し、いつの間にか俺が蓮井に組み敷かれている体制になっていた 「私に勝とうなど…いえ、いずれは勝っていただかないと困りますが、まだ少しお早いようですね」 ふふっ、竜也様もまだまだですね。と言いながらにっこりと普段はあまり見せない顔で笑った ―――くそっ、その笑顔には弱いんだよ 「はぁ…わーったよ、学校へ行く。車を出せ」 「はい。もうご用意させていただいております」 とやる気を削がれた俺は準備するべくベッドから立ち上がる そうして準備が終わって出かけようとしているときだった 「竜也様、お忘れ物が…」 「忘れ物?」 そんなものをあったかと蓮井の方に振り返った時に、頬に何やら柔らかいものがあたった。 えっ、やわらか…? 「私としたことが申し訳ございません。先ほどのご命令ですが…そちらの方のお勉強は学校からお帰りになられてからじっくりとお相手させていただきます」 「…!!!」 「頑張って御勉学に励んでくださいませ、竜也様」 そう言いながらこれまた好きな笑顔でにっこりと笑った蓮井。 「………………行ってくる…」 じわじわと蓮井にほっぺにキスをされたという事実に顔が赤くなっていくのを感じ、顔を手で隠しながら逃げるように部屋を出た まったく俺専属の執事は本当に可愛くない。 ********************* 姫ちゃんのキャラがいまいちつかめてないことに気が付きました。 一応どっちにも恋愛感情は無いです |