※ユーリが騎士団に入る前の話
会話文



「んー…」
「鏡の前で難しい顔をしてどうしたんだ?」
「あっ、ユーリ!おかえりー」
「はい、ただいま」
「今日はカレーだぞ!チキンカレー!」
「おー、カレーは(失敗する確率が低くて)嬉しいな」
「今日のは自信作なんだー!おなかすいたー、早く食べようぜー」
「おー、確かに腹減ったな…準備するか」


「いただきます」
「いただきまーす」
「ん…んまい、また腕をあげたか?」
「ホントか?!ユーリの好みになるように作ったんだけど…うまくいったみたいで良かった!」
「おー、だからか。ちょっと懐かしい味がする…ってお前よく俺の好み知ってたな」
「あの角の八百屋のおばちゃんに教わったレシピを元に作ったんだ!」
「あー…なるほどな……」


「んで?さっき何悩んでたんだ?」
「へ?はんのほひょは?」
「……とりあえず飲みこんでからでいい…」
「んー、んぐ…さっきって何のこと?」
「鏡の前で悩んでただろ、俺が帰ってきたとき」
「あー、あれか…いや、髪の毛伸びできたから切ろうかと思って」
「確かに会った時に比べたらかなり伸びたよな」
「そうそう、どれくらいに切ったら楽でいいかなーって悩んでて…」
「じゃあ伸ばせばいんじゃね?」
「へ?なんで?」
「もうちょい伸ばせば結べるようになるだろうし、そしたら楽なんじゃね?」
「そうかなー?」
「そうそう。それに俺、お前の髪の毛綺麗で好きだからもったいないなって」
「…綺麗?」
「赤い髪なんてそうそう居ないし、このふわふわな髪も俺の髪と違うから触ってて楽しい」
「……なんか凄く恥ずかしい…」
「珍しく俺が誉めてるんだから素直に受け入れとけ」
「それもそうか。……えへへ…そっかー、俺の髪綺麗かー」
「なんだ、髪の毛を誉めたことがそんなに嬉しいのか?」
「言われたことなかったからなー…そっかー」
「他のやつは知らないが…俺は好きだぞ」
「それなら伸ばそうかな!結んでも楽だもんなー」
「どうせだったら腰ぐらいまで伸ばせよ、絶対似合うから」
「腰まで……そうだな、ユーリが言うなら似合うんだろうな…そうする!」
「そうしとけ、そうしとけー」


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個人的な妄想としてはおかえりとただいまの間でデコチューしてるハズです
こうして中身短髪、外見長髪のルークができましたとさ。

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